ときめき・ふたりハイク「法隆寺→矢田寺→大和KR山」。

先週の日曜、梅雨の合間を縫い、またまた奈良方面へ。
最近我々、非常に「奈良づいて」いるのであるが、奈良出身のうちのにゃんこ×2の
(叱る時、時々「奈良へ帰るか?」と脅す)「望郷の念」がのりうつってるのかしら。

法隆寺。来るたび、太古の昔からそこにあるという事実の重みと、その静謐さに圧倒されるが。
ただ、今回はアンラッキーにも、修学旅行の中学生とかちあってしまった。重みは…静謐は…
暴論かもしれんけど、もう、こういうとこ来るのは、歴史の好きな一部の希望生徒だけにして、
あとはUFJもといUSJにでもぶち込んでおけばいいんではないか。その方が生徒も楽しいんでは。
でもまあ、それを許したら終わり、そこは譲れない、という先生方の矜持もあるんだろか。

それか夢殿をメリーゴーランド的に改造するか、と勝手なこと言ってますが。
へらへら笑う中坊たちに声を張り上げる先生方と、誰も聞いてないのに説明するガイドさん。
見るとなんか可哀想になった。奈良京都観光の際はどうやって修学旅行をスルーするかが重要だ。
法隆寺もまだまだ見足りなかったが、時間も無くなって来たので、泣く泣く諦め、矢田寺に向かう。
山中に入り、雨もしとしと降りだした。が不思議と、おい雨だよ…、と嫌な感じはしなかった。
木々や草花、いやさ山全体が、命の水を与えられ、いきいき輝いているようで。こちらも力をもろた。
それは矢田寺に行ってもそうだった。矢田寺は、知る人ぞ知る、あじさいの名所。
ちょっと終わりつつある感じだったが、それでも、一生分くらいあじさいを見た。

雨の後で、あじさいも、元気いっぱいな感じであった。

でんでん虫も元気(苦手な方、ごめんなさい)
矢田寺はあじさいも素晴らしかったが、境内の中の「地獄絵図」と、たまたま公開していた閻魔様が
面白かった。小野篁(おののたかむら)と閻魔様とのエピソードが特に。閻魔様は人を裁くのに疲れ、篁に
相談する。篁は矢田寺の満慶を紹介し閻魔様は元気に。満慶はその見返りに「地獄めぐりツアー」を要望…
キャラクタがみな人間臭く、なんかよかった。
当初はここから南生駒まで歩く予定だったが、もう十分満足したのと、今から90分も歩くのはやばい、
という判断から、大和KR山(何処)までバスで降りることに。「やめる勇気」を出せるようになった、
これが成長というものだろう。大和KR山は、もろうちのにゃんこ×2の故郷なので、こんなとこで育ったんだあ、
どの小学校に捨てられてたんかなあと(前も書いたが、黒いゴミ袋に入れられて捨てられていたらしい)、
いろいろ語らいながら、車窓を楽しんだ。知らなかったが、お城もあるみたいで。またここもここで来てみたい。
というか、素通りすみません…突然だったもので…また改めまして…、と誰に言ってんだか。
最後はいつものように、中年の聖地・D東洋へ。ここでも、オマケ的な楽しみがあった。

ロッカーがやくざ。
(注:オープンスペースに出て着衣のうえ(わざわざ)撮影しています)