「統一球」に関する暴論。

やっぱりプロ野球のボール、変わってたんだ。怪しいと思っていた。
しかし、プロ野球機構はなぜ今まで隠していたのか、という点もそうだが。
「変更」にあたっての論理もまたおかしい。去年は「反発力が基準に満たない」
ボールが多かったので、基準を満たすように指示した、とある。ならば、だ。
去年は規格外のボールを使ってたわけですか。じゃもう、去年の記録・成績は、
「なかったこと」にしたらええんちゃうか。と言ったら暴論だろうが。
暴論ついでに、自分にはひとつの仮説、というか妄言というかがある。
開幕当初、鬼のように本塁打を打ちまくっていた巨人。東京ドームでは
ピンポン玉のようにボールが飛んでいた。それを横目に、阪神は相変わらずの
貧打に苦しんでいて、完封負けを繰り返していた。そして巨人を初めて甲子園に
迎えた三連戦。巨人は阪神投手陣を全く打てなかった。あれだけ打っていたのが
嘘のように打線は沈黙。あのパワーはどこへ。外野まで飛ばすのがやっと、だった。
そして今、阪神・巨人両方とも打線はそこそこ好調。バランスが取れている感じだ。
特に阪神は、三・四月と五・六月の打撃成績を比べると雲泥の差がある。
そこで仮説妄言であるが。
巨人は最初から「今年のボール」を使っていたが、阪神は最初「去年のボール」だった。
ということではないのだろうか。
巨人は心機一転、まっさらなボールで開幕した。一方阪神は在庫の整理ということを…
これは巨人が気前よく阪神がケチだ、ということなのか…
はたまた、これはほんまに妄言だが、巨人は既に「今年は違う」と知っていたとか…
それは言い過ぎとしても、最初は特に東京ドーム・神宮・横浜などが「よく飛ぶ」という
印象だった。ブランコの爆発が良い例で。故に、最初は東京から「今年のボール」を
導入し、そして西日本はじめ他地方ではあとになった、と。それは意図的か、はたまた…
いや証拠はないし。使用球に年度が刻印されているとかなれば、一気に崩れる論理だが。
それにしても極端すぎるなあ、と思っていたから。疑惑は深まってしまう。
誰か調べてくれんかなあ。探偵ナイトスクープに出したら取り上げてくれるだろうか。
ま、それはそれとして、もう今は少なくとも「変わった」という事実はわかったわけで、すっきりはした。
これからガチで勝負をしてってほしい。ゲームバランス的には、今年の方がやはり面白い。