『世界にひとつのプレイブック(Silver Linings Playbook)』。
*****
贔屓にしていた近所の映画館は、存続の危機にあった。
総デジタル化の昨今、それに対応する予算がない、ということだった。
それが、地元の映画ファンの署名とカンパ(おっと、し忘れていた)、
そしてこういう地元の「ゆるさ」を容認してくれる市長のおかげで、
(それに不満を持っている人もいるのだろうが、自分は歓迎だ)
めでたくデジタル化と存続が決まった。これからまた、通いつめねば。
そして自分が観た、初デジタル作が、これだ。きれいになったー。
いやはや、泣かせてもらったよ。またかいな、と言うなかれ。
観る人を選ぶ映画とは思うが、自分的には、魂の映画、と言っていい。
「プレイブック」とは、アメフトの陣形やプレーの動きなどの俯瞰図を記した
戦術本のことである。「ちょっと待って、プレイバックパート2」とは違う(何)。
それが「世界にひとつ」とはどういうことか。ここは原題のSilver Liningsのが
わかりやすいと思う。Liningsとは、いわゆる「ライナー」のこと。銀の裏地だ。
関係ないが、高校の時、常に裏地を見せて歩いていたので、「裏地男」とあだ名が
つけられていた奴を思い出した。派生して「ウラジオストク」とかとも呼ばれてた。
・・・・ 何の話や。銀の裏地だ。
Every cloud has a siliver lining.(どんな雲にも、銀の裏地がついている)
どんなに暗雲が垂れ込めていても、その裏に絶対太陽がある、て諺。これが由来だ。
Silver Linings Playbook、自分の理解では、人間いろんなわけわからん動きをしたり
時にはぶつかり合ったり失敗したりだが、絶対、どこからか太陽は照らしてる、と。
そういう映画だと思う。ただ、ラストもラスト、ラストの際の際まで、そんなことは
まるで信じられない、ドタバタハチャメチャな映画でもある。短気な方は、ブチ切れて
途中で出て行ってしまうかもしれない。ただ、本当の人生も、そんなものかもしれない。
まとめると、ドタバタハチャメチャに、ハラハラドキドキ(別の意味で)の連続で、
そしてツンデレの要素もあり、最後には茫然のまま涙を流すという、そんな映画だ。
て、どこがまとまってるのだ(苦笑)。
ツンデレと言えば、アカデミーにも輝いた主演女優。この子のツンデレぶりが出色だ。
『ハンガーゲーム』から注目していたが、その演技だけでも見ものだ。と欲目で思う。
あと、大御所ロバート・デ・ニーロもいい味出してる。主役も勿論、脇役も実力派だ。
是非ご覧頂きたい、と言いたいところだが、先にも述べたが、あかん人はあかんと思う。
まそんなんもありかな、という寛容さと、絶対希望はある!という信念をもって、どうぞ。
以下、少々ネタバレ等を含むので、下がります。
*
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アメフト用語が使われていることからして、アメフトはこの映画の重要なカギだ。
ここぞというところでヘマをするヘタレチーム、フィラデルフィア・イーグルス。
デ・ニーロ演じる父の、そのチームに対する偏愛、いや狂愛ぶりはすさまじく。
自分ら阪神ファンには、身につまされる。あと、父子の確執と愛情は胸を打つ。
ほんま、父子ネタは、じぶんのツボに入ってしまって、苦しいほど感動する。
前半のドタバタというが、自分的にはほんまリアリティなシーンもあったりで、
「洒落になんないよー(槇原風)」と自分でツッコミながら観てたりもした。
(多くは書けへんけど) その分、感動に拍車がかかったのかもしれない。
あと、ラストの、10点満点で5点で、歓喜の叫び声を上げる面々。あれは素敵だった。
そうやんな、歓喜の基準は自分が決めるもの。幸福は自分が決めるもの、であるよ。
最後に、Every cloud has a silver lining. この言葉に接したのは人生で二度目だ。
人生で一番お世話になっている方、と言っても過言ではない方が、苦境にある自分に、
この言葉を記した手紙を昔くださったのだ。それを今回、まざまざと思い出した。
て、忘れてたんかい、というツッコミがありそうなので、この辺で失礼する。
ちなみにヨメではない。いろんな意味で、もっと「大物」である。なんだそら。
おお、ヨメと言えば、今日はヨメの誕生日なのだ。
ここでの語らいを、誕生プレゼントとして捧げよう。
もっと、物質的なもんがええかー(笑)
*
*
*
<本日のおまけ>
なんと本作はのプロデューサーの中には、『アメリカン・ビューティー』と同じ人が。
どうりで、自分の好みに合ったわけだ。
贔屓にしていた近所の映画館は、存続の危機にあった。
総デジタル化の昨今、それに対応する予算がない、ということだった。
それが、地元の映画ファンの署名とカンパ(おっと、し忘れていた)、
そしてこういう地元の「ゆるさ」を容認してくれる市長のおかげで、
(それに不満を持っている人もいるのだろうが、自分は歓迎だ)
めでたくデジタル化と存続が決まった。これからまた、通いつめねば。
そして自分が観た、初デジタル作が、これだ。きれいになったー。
いやはや、泣かせてもらったよ。またかいな、と言うなかれ。
観る人を選ぶ映画とは思うが、自分的には、魂の映画、と言っていい。
「プレイブック」とは、アメフトの陣形やプレーの動きなどの俯瞰図を記した
戦術本のことである。「ちょっと待って、プレイバックパート2」とは違う(何)。
それが「世界にひとつ」とはどういうことか。ここは原題のSilver Liningsのが
わかりやすいと思う。Liningsとは、いわゆる「ライナー」のこと。銀の裏地だ。
関係ないが、高校の時、常に裏地を見せて歩いていたので、「裏地男」とあだ名が
つけられていた奴を思い出した。派生して「ウラジオストク」とかとも呼ばれてた。
・・・・ 何の話や。銀の裏地だ。
Every cloud has a siliver lining.(どんな雲にも、銀の裏地がついている)
どんなに暗雲が垂れ込めていても、その裏に絶対太陽がある、て諺。これが由来だ。
Silver Linings Playbook、自分の理解では、人間いろんなわけわからん動きをしたり
時にはぶつかり合ったり失敗したりだが、絶対、どこからか太陽は照らしてる、と。
そういう映画だと思う。ただ、ラストもラスト、ラストの際の際まで、そんなことは
まるで信じられない、ドタバタハチャメチャな映画でもある。短気な方は、ブチ切れて
途中で出て行ってしまうかもしれない。ただ、本当の人生も、そんなものかもしれない。
まとめると、ドタバタハチャメチャに、ハラハラドキドキ(別の意味で)の連続で、
そしてツンデレの要素もあり、最後には茫然のまま涙を流すという、そんな映画だ。
て、どこがまとまってるのだ(苦笑)。
ツンデレと言えば、アカデミーにも輝いた主演女優。この子のツンデレぶりが出色だ。
『ハンガーゲーム』から注目していたが、その演技だけでも見ものだ。と欲目で思う。
あと、大御所ロバート・デ・ニーロもいい味出してる。主役も勿論、脇役も実力派だ。
是非ご覧頂きたい、と言いたいところだが、先にも述べたが、あかん人はあかんと思う。
まそんなんもありかな、という寛容さと、絶対希望はある!という信念をもって、どうぞ。
以下、少々ネタバレ等を含むので、下がります。
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アメフト用語が使われていることからして、アメフトはこの映画の重要なカギだ。
ここぞというところでヘマをするヘタレチーム、フィラデルフィア・イーグルス。
デ・ニーロ演じる父の、そのチームに対する偏愛、いや狂愛ぶりはすさまじく。
自分ら阪神ファンには、身につまされる。あと、父子の確執と愛情は胸を打つ。
ほんま、父子ネタは、じぶんのツボに入ってしまって、苦しいほど感動する。
前半のドタバタというが、自分的にはほんまリアリティなシーンもあったりで、
「洒落になんないよー(槇原風)」と自分でツッコミながら観てたりもした。
(多くは書けへんけど) その分、感動に拍車がかかったのかもしれない。
あと、ラストの、10点満点で5点で、歓喜の叫び声を上げる面々。あれは素敵だった。
そうやんな、歓喜の基準は自分が決めるもの。幸福は自分が決めるもの、であるよ。
最後に、Every cloud has a silver lining. この言葉に接したのは人生で二度目だ。
人生で一番お世話になっている方、と言っても過言ではない方が、苦境にある自分に、
この言葉を記した手紙を昔くださったのだ。それを今回、まざまざと思い出した。
て、忘れてたんかい、というツッコミがありそうなので、この辺で失礼する。
ちなみにヨメではない。いろんな意味で、もっと「大物」である。なんだそら。
おお、ヨメと言えば、今日はヨメの誕生日なのだ。
ここでの語らいを、誕生プレゼントとして捧げよう。
もっと、物質的なもんがええかー(笑)
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<本日のおまけ>
なんと本作はのプロデューサーの中には、『アメリカン・ビューティー』と同じ人が。
どうりで、自分の好みに合ったわけだ。