観戦記・阪神vs楽天戦。

いやはや。地獄を見た、という感じだよ。
先日のオリックス戦がいまいち消化不良だったので、程なく券を買い、
リベンジを期した次第だったが。今度は消化不良を解消するどころか、
血が出た、みたいでござった。おお、血が出たのは俺でござった(なぜ武士)
雨で開催が危ぶまれるも、日本一の阪神園芸さんのお蔭で、どうにかスタート。
相手の田中将大をナマで見るのも、彼の高校時以来だったので、嬉しかった。
その田中から二点をもぎとった。阪神が点を取ったのをナマで観たのはいつ以来だ…
(注:去年は全て完封負け。で先日も0−1だった)
こっちのスタンリッジも粘っていたので、もらったな、と一瞬思わないでもなかった。
話はそれるが、各球団が最近先発投手を中6日(即ち週1同曜日)で回してるが、
あれはなんとかならんのか。火曜休みの自分は、いつ観てもスタンリッジが先発だ。
大体の人が週サイクルで動いているだろうし、毎日野球見れる人もそういないだろう。
多くの人にとり、同様のことが起こっていると予想する。もっといろんな選手を観たい、
そいう多様性へのニーズもあるんではないか。もっとファン目線に立って欲しいと思う。
野球の人気凋落が叫ばれているが、こんなところにも原因があるんじゃないかと。
話をあまりもとに戻したくないが、戻すと。しかし好事魔多し。7回に逆転を食らう。
しかししかし今年の阪神はここからが違う。7回に追いつき、8回には藤井の勝ち越し打。
「顔だけが取り柄」のヒーローインタビューのシナリオまでが見えていたが…
さあ、ここからが問題だった。おお、これを悪夢と言わずしてなんとしょう。
悩める守護神・久保の悩みは、益々深まるばかりだ。悩めるというか、悩まれる、か。
いろいろ思うことがありすぎて、整理がつかないでいるが、ひとつ思うのは、
いや、思おうとしているのは。藤川球児との差、藤川球児の穴、を強調する向きが多いが。
藤川にケチをつけるわけではないが、藤川は確かにセーブの数こそは多かったが、
今年一年でここだけを抑えてほしい、あるいはここで打たれたら今年一年終わり、的な
局面ではことごとく打たれていた気がする。て、ケチつけてるか、やっぱ(苦笑)
久保の抑え起用自体をどうするのか、という問題は置いといて、もし続けるというならば、
久保には「百戦百敗しても、最後に一勝すればいい」という、かの張良の言葉を贈りたい。
もちろん戦争と違って、野球は百敗したら優勝できへんわけだが。もののたとえだ。
ここから久保が、チームがどうなっていくのか。そのストーリーの全体を楽しみたい。
新たに加入したボイヤーとの絡みも。スポ根漫画的には、「主人公苦境→謎の転校生出現」
くらいの段階だろう。クライマックス(文字通り)は、まだまだ先。逆境あってこそ歓喜
最後に久保が胴上げ投手になってたりしてみい、そのドラマに全俺が泣いちゃうかも。
それをやなあ。あほな阪神ファンがどれくらい我慢できるか。でけへんやろうな。
昨日も久保の名がコールされたとき、あちこちから上がる悲鳴。あれはないやろう。
わかるで。俺も不安や。しかし投げる前からそんなん言われたら、やる気も出るわけがない。
悲鳴を上げとる奴は、自らその望む結果を招いたのだ。あと、これは何度も書いたが、風船。
この日が顕著な例だが、7回と9回の失点が多いのは、これも原因のひとつではないのか。
みな試合そっちのけで膨らまし、あっちこっちでバンバン割ったり。投手は集中できない。
自分は9回の風船には反対だ。終わるか終らんかわからんのに。野球をなめとったらあかん。
7回も2アウトまでは膨らまさないようにしている。提案だが、プレー中は風船膨らますのを
禁止にして、7回のイニング間で「膨らませる時間」をとったらどうか。が「禁止」とかやったら
堅苦しいので、たとえば「風船膨らまし競争!」みたいなイベント的にやるとよい。それに加え、
上げた後の「風船ひろい」の時間を短縮するために、ファンから大量にボランティアを募っては。
甲子園に入れるとあれば、多くの人が競って参加すると思うが。少なくとも、自分はしてみたい。
もちろん、その余裕のない9回は、風船禁止、で。これも「禁止!」では面白くないので。
六甲颪歌い終わった後に派手に上げよう!、というならみんな納得するんではないか。
ともかく、日々成長してゆくチームを見守りつつ、自らも人間的に成長してゆこうではないか、と。
自分も含めた阪神ファンには、声を大にして言いたいのである。
しかし何も、俺がたまに行った時にあないにならんでも… 雨の中応援してやで…
まあ、前と同様、巨人が負けたのが唯一の救いやで… (人間的成長は)
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<本日の言葉>
「それもいいんじゃない?」
「不安タスティック!」





また取り上げたいと思うが、みうらじゅん氏の著作にあった言葉。
いろいろあった後、また不安を感じた瞬間に、叫べばよいとのこと。
と、さまざまな方法を駆使し、気持ちを落ち着かせようとしてます、ハイ。