観戦記・5/14阪神vsオリックス。

えー。
昨日あんな調子いいこと言ってて、またもや恥ずかしさで一杯です。
全くいいところなく乾杯もとい完敗でありました。乾杯と言えばついでに。
ビールの売り子さんでたまたまヨメの生徒の子がいて、売上協力!をいい口実に
アホみたいに頼み飲んでしまった。よって今日はやや宿酔を抱えている。嗚呼。
ただ、球場で飲むビールは最高だった。勝利の美酒なら、なおよかったのだが…
しかしまあなんですな。「初物に弱い」我が軍の伝統はなんとかならんものか。
あのねえ、交流戦なんだから初物の投手が通常以上に多いんだよ。今後大いに不安。
先週金子と西が投げてたので、しめしめ。裏ローテだ。オリ戦は二つもらえるかな、
とほくそえんでいたのに。そんな邪な心をあざ笑うかのような、ディクソンの投球。
考えてみれば、こういう球が動く系の、のらりくらりとした投手は大の苦手だった。
しかしそれは前々からわかってるんやから、ええ加減対策のたてようもあんだろ。
あと、6連勝のノリノリを、そのまま行けばいいのに、それを止めるような采配。
先頭の西岡が内野安打で出て、おっしゃ今日も行ける!という時、大和にバントだ。
実は先日の松山での試合をテレビで見てた時、西岡が二塁打で無死二塁になって、
次の大和にそのまま打たせてたのを見て、「お、変わったな…」と感心してたのに。
指揮官は自分がバント上手だったからか、異様にバント好きなわけだが。機を見てほしい。
あと、序盤でのピンチ、二死で8番に回ってきて、スタンリッジはそのまま勝負を始めた。
強気、それもええ、と思ってたら、そそくさとベンチから通訳とコーチが出てきて相談し。
結局敬遠に切り替えた。ベンチとフィールドの意思疎通ができてへんな。目的意識にも
ずれがあるな、と直感した。その後スタンリッジはかなりカリカリきてた感じだった。
あとは序盤も序盤での前進守備。なんかこう、ハナから1点勝負です、自分らは打てません、
と宣言してるみたいで、微妙だった。そいうシャカリキに1点を守ってるときは、
ぽこーんと、あれーっと1点取られるもの。坂口のフラフラっとライトに入った本塁打を見て、
あー。この1点、とてつもなく重いな、と思ってしまった。はたで見てる自分が思うくらいだ。
場内の選手はもっと思っていたのではないか。そいう雰囲気を、自ら作ってしまっている。
ケチばっかりつけて申し訳ないが、最後。9回二死から好調・新井貴がなんとか一塁に出て、
代走に田上を送り、代打は桧山。どこかで見た場面が再現された。盛り上がる球場内。
しかし自分は、「せめて田上が二塁行ってくれたらやる気も出るんだが…」と醒めていた。
果たして桧山はあっさり初球を打ち上げ。あのさあ、ここでこそ、1点を大事にして、
じっくりいかないかんのちゃうのん… どうもチグハグさが目立った。まあ負け試合だから。
駒もそろってき、力もついてきた。あとは意識の問題と、打てないとき、調子の悪い時、
どうリカバーするか、という調整力の問題なんだろけど。この点、非常に苦手ではないかと…
おお、欲が出てくると、どうしても細かい目で見てしまう。懐かしい苦しさであるわ。
ま、今日に関しては、友よ。君のオリックスが勝ったから、ええとするわ。
友の幸せは自分の幸せだ。
もひとつ。帰りとぼとぼとI津駅まで歩いていたら、スマホでも見ていたのであろう。
後ろの青年の会話が漏れ聞こえた。「お!ロッテ逆転した!」
それでかなり機嫌を取り戻した。友よ、友は友として。勝負の世界は厳しいのだ。
人間ができていない私を許せ。て、あれ?