好調・阪神タイガースを分析する。

えー。
誠に恥ずかしい限りで、この1月には↓こんなことを書いていた。
http://d.hatena.ne.jp/Moulin/20130122
こんなことを書いといて、非常に恥ずかしいのであるが。どうしてどうして。
輝く我が謎、もとい輝く我が名ぞ阪神タイガース。なかなかの好調である。
首位と1.5ゲーム差の2位。貯金9での交流戦突入は、上の上出来だろう。
んで、もとの虎狂いに戻ってしまった自分である。なんとゲンキンなことか。
しかし、今年はほんと、観ていて面白いのだ。それは勝ち負けに関わらず。
雰囲気はよく、一丸となっている。野球はチームプレー。それを改めて思い出させる。
好調の一番の原因はそこにある。また好調さが雰囲気の良さに拍車をかけ、の好循環。
雰囲気を変えた一番の要素は、西岡だろう。我が軍は大阪に本拠を構えながら、
こてこての大阪キャラがいなかった。その役割を一手に担ってくれている。
…いや、1月にあんなことを書いていて本当に申し訳ないのだが、脱帽である。
言い訳すると、自分は戦力の足し算引き算にしか目がいっておらなかった。が、
組織は所詮人のあつまり。その風土に影響する掛け算の効果に考えが至らなかった。
西岡が第一打席でガツン、と快打すると「今日も行けるで」という空気が漂う。
第二に、投手陣の頑張り。特に安藤・福原の復活は特筆に値する。彼らにもほんまに、
今まで言いたいことを言ってて、ほんまにすまんかった、という感じでしかないが。
言い訳すると、安藤は先発よりもリリーフでより輝くのに、と前々から思ってたのだ。
福原も、プレッシャーのかからない場面では好投していたので、精神のケア次第では、
大事な局面でも使えるのではないかと常々…、て、言い訳だな。すまん。
第三に、不運も幸運に転がっている感がある。鳴り物入りで入ったコンラッドが、
やはりというかいつものようにというか外れっぽい。しかしおかげで新井良がその後に
がっちりとはまったので、守備面を中心にはむしろチーム力は向上した。
コンラッドは今二軍で悩んでいるそうだが、長い目で、じっくり復活してほしい。
日本シリーズでいきなり打ち出したボウカー様の例もあるし。十月下旬まで待つよ。
と、さりげなく図々しいことを言ってますが。
福留の怪我もそれはそれで残念だが。皮肉なことに、福留の離脱後勝率が上がった。
伊藤隼にとっては大チャンス。いまのとこ俊介との併用であるが、まずは右投手を
ぼかぼか打って、常用に昇格し、それこそ福留が戻って来た時に居場所がないような、
それぐらいの活躍を夢見ている。いやあ、夢があるっていいなあ。去年とエラチガだ。
で、今後の展望であるが。セの他チームがあまりあてにならなそうなので、交流戦の間に
首位に立ち、ある程度離しとかないと苦しいかもしれない。そのためには、中継ぎ抑えの
整備が求められよう。安藤、福原、久保が少々へばってきている感じなので、ここに、
イキのいい若いのが彗星のように入ってきてくれると、今後がぐっと明るくなるのだが。
そいう目でファームを見ると、また楽しくなってくる。打の方では、ようやく何年目かで
護摩行の効果がでてきたらしい新井貴の覚醒がホンモノかどうか。前の巨人戦での、
外角を素直に右に運んでの打撃も。松山で、内角を腕を小さく畳んでねじ込んだやつも。
あまりの変貌ぶりに舌を巻いた。考えて、狙って、それらをやってたとしたら凄い事。
そうなら今後の大活躍は間違いない。が。彼の「天才さ」がそうさせた、という悪寒も。
彼が現状をキープしどっしり五番にでも座ってくれれば、かなり期待できそうであるが。
和田監督には、血迷って、または関西マスコミに煽られて四番に戻そうなどとせんで欲しい。
もしそんな愚挙に出たら、マートン・新井の両方を失うことになる。と思うぞ。
しかしまあ、欲は言わない。考えたらまだ一回もクライマックスのファイナルステージに
進んだことがないのであるし。まずはそこからだ。その舞台が甲子園なら言うことないが。
と、長々と書いてしまった。今からオリックス戦に行って参ります。
その高まる気持ちを抑えられず、つい。失礼いたしました。
好調ぶりと、新井さんの変貌ぶりをこの目で見て参ります。正直、調子乗ってます。
調子乗りついでに、9月24日のチケットも勢いで買ってしまいました。何、夢見すぎ、と。
夢は買えるうちに買わせてくださいよ。