“Grow or die”に思う。

先日、敢えて名前は伏せるが、日本の誰もが知る企業の、誰もが知るトップの人に対する
インタビュー記事を読んだ。浅学がばれるのを嫌い詳細も伏せるが、ともかく氏は、
「グローバルな時代は“Grow or die”なんだから、覚悟しないといけない」的な
ことを繰り返されていた。現状をかんがみれば、至極まっとうな言葉と言わざるを得ない。
しかし。
氏は、長者番付にも名をつらね、日本で一番稼いでいる人の一人であり、印象でものを
言うてしまうが、今日本社会に対して一番影響力を持っている人の一人ではないだろか。
その人がいう発言としては、あまりにも残念ではないのかと、思ってしまう。
これでいいんだろか。自分には子供はおらんけど、おったとして、子供にこんなことを
どう伝えたらいいんだろうか。また、こんな言がまかりとおる社会を、子供に残したいか?
結局、氏も含め(最初変換したとき「死も」と出たのが皮肉だが)、「死」に対する恐怖から、
いわば「わしゃ止まると死ぬんじゃ〜〜」的に動かな仕方ないんだろうけど。そんな風に、
恐怖に追いまくられて生きてるんって、「もうすでに死んでいる」と言ったら言い過ぎか。
書けば書くほど己のアホさもばれるので、いい加減にしておくが。
「グローバルなんだから」「Grow or dieなんだから」から論理を始めるんではなく、
じゃあそいう現状をどうしたらええのか、それでええのんか、そこから考えねばならんのでは。
グローバルに、Grow or dieに変わるモデルで、しかも全世界に受け入れるモデルはないのか。
特に氏のように、力を持ってる人には考えてほしいが。言うたら氏は現状を土台にして成功した
人であるのでそれも難しいか。じゃあ、自分で考えるしかないかあ。悪い頭を絞らなあかんか。
いやほんま、甘いこと言ってるんかもしれんけど。やっぱ、おかしいことはおかしいやろ。
しかしま、新モデル。どっから手をつけていいのやら。途方に暮れている次第。
鎖国?と一瞬思ったが、そいうわけにもいかんか。しかしこのネット時代においては、
金とモノは自由に動くけど、人は動かんでもよくなってるから、その辺にカギがありそうか…

つか、仕事に追われるとどうも大きなことを考えたくなっていかん。これも逃避だろう。