LSD。

ここだけの内緒話ですよ。耳を近くにお願いします。
(小声)私、実はLSDをやりはじめたんです。
何、通報しますた。せいせいせい(古)、ちょっと待ってくださいよ。
何もヤバい薬やってるわけではないです。このLSDは“Long Slow Distance”でして。
小走り程度でよいので、長い時間をかけてゆっくりと、長距離を走る、というもので。
自分らはもともと「のろラン」と呼んでいたのですが、最近はこいう洒落た呼称があるようで。
そんなのろのろ走って何になる、と言われそうですが、なかなかどうして、いいもんですよ。
まずはいい汗かいてほんまリフレッシュできる、というのがひとつ。ただリフレッシュしてくれる
だけでなく、気持ちがどんどん前向きな感じになってくるのが不思議だ。ものの本によると、
ストレス対処能力はもとより、事務処理能力すら上がってくるらしい。何だか、正しい気がする。
もっとも、自分のもともとのそれらがひどすぎる、ということもあるだろうが。それにしても、だ。
走ること自体によるカロリー消費は言うまでもないが、体の方が走ることに合わせようとするのか、
食べ物の嗜好が変わってさえくる。フライとかジャンクフードとかへの執着が激減した。
(酒にはいまだ執着してしまうが。)
とにかく気持ちいい。その気持ち良さを求めて、走りたくてウズウズしてくる。で、また走る。
それこそ麻薬みたいなものだ。LSDとは、よく言うたものだ。
そのLSDの一環として。
キョリ測」(http://www.mapion.co.jp/route/)というページがあって、それで近所の距離を
測りまくっている。道路オタク距離オタク(どんなんや)の自分としては、それもまた楽し。
「巡礼コース」「涼風コース」「猫めぐりコース」などなど、勝手にコースをいくつか設定した。
そのうち、身に着けられて走行距離が出る装置とか、いろいろ欲しくなるんだろうな。まさに麻薬。
しかし、最初にはりきりすぎたのか、右足の甲が次第にキシキシするようになってきた。
調べると、どうも足の腱鞘炎ぽい。足にも腱鞘炎があるというのも驚きだが。すこしやりすぎた。
クスリも走るのも、ほどほどを超すと害悪である。ちょっと休め、ということだと受け止める。
マスターキートン』に書いてあったように、グレープフルーツジュース飲んで筋をやわらかくして、
早く治してまた走るよ。て、医学的根拠があるかは、全く保証はできない。
え、走っててジは痛まないのか?と。お陰様で、それはなんとか落ち着いた模様。