親指の想い出。

ここしばらく、右足の親指が痛い。
といって、あなたに噛まれたわけではない。歌とは違うのだよ。古いですね。
思い当たるフシは三つある。そのいずれも自分の至らなさに端を発している。
おととしの暮れ、パラオに行ったとき、「ガラスマオの滝」の下ではしゃいで走ってて、
ちょうどそこをぐねったことがあるのだ。何、お前パラオて言いたいだけちゃうんか、と。
いやはやそんなわけでもないんだが、恐縮至極。で、帰ってきてからも違和感があったが、
多忙のうちにほったらかしにしてた。今も足の親指は少し曲がったままなような気がする。
そして冬になるとどうもシクシク痛むような気が…、てそれは今回のことを受けて、
そういえばそんなだったような気がしてきた、というほどのものであるが。
二つ目は今年の夏、ベトナムから帰ってきて、例の「下痢事件」で検査を受けた時である。
幸いにして虎さんでも赤ちゃんでもエキンさんでもなく、たいしたことなかったが(何だ)
全然関係ないとこでツッコミが入った。「尿酸値が高いね」 ううむ…
言い訳をすると、その血液検査のあたりの日に、甲子園でしこたまビールを飲んだのが
直接的な原因だろうが。その後医者の指導の下、食事療法と薬物療法が実は始まっていた。
ビールが飲めない人生など、生きている価値がないではないか、とさえ思うほどの
ビール党の私にとっては「お前はもう死んでいる」と言われたも同然のことなのであるが。
そんなこんなで、いささかスリムにもなり(証人もいるよ)、尿酸値も正常化した。
そして少し油断してしまったのがいけなかったか… ここにきてついにきたか?痛風
本格的な発作が始まると、風が吹いても痛いだとか、剣山でグサグサ刺される感じだとか、
「レベル99の痛み」だとか、ネットで怖いことがいっぱい書いてあるので、恐々としている。
でも痩せたもん… 食事も気を付けてるもん… ビールも乾杯だけにしてるもん…(飲むな)
と、あれこれエクスキューズをかまし痛風ではないことを切に願っている。はたまた。
いまひとつの可能性は、外反母趾である。思えば本格的に痛くなったのは、前の東京旅行からだ。
散策好きの自分であるので、人一倍歩いたことがひとつ。それから、履きなれた靴で行けばいいのに、
せっかくの東京だから、と、ちょっと色気づいて(なんでや) 靴箱のコヤシになっていた
デザインブーツで行ったのがいけなかった。でも、あまりに痛いので行程を途中でやめた結果、
義父に不思議にも遭遇したので、悪いばかりではなかったが。ともかく、それ以来、
いつもの靴ならば痛まないが、いわゆる「勝負靴」だと痛む傾向があるような気がする。
そういえば第九本番の時も、痛かったかな… よし、外反母趾だな、よかった。いやよくないぞ。
これもネットでいろいろ調べてたら、「外反母趾ストレッチ」なるものがあったので、
(足と手で握手(?)しグリグリ回す)、何日か試したら、だいぶと楽になった。
でも痛風の可能性も捨てきれないので、水分を取るのと、食事に気を付けるのは続けている。
アルコールは…なかなか今の時期、ゼロにするのは難しいねえ。でも晩酌は「ホッピー」にしてるよ。
何、晩酌してる場合やない。むむう。しかしアルコールのない人生など…
と言い始めたら、無限ループなので、これにて強制終了。
てゆうか病院行け、て話か。
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<本日の言葉>
医師「アルコールは控えてください」
ム「控えるというのは、具体的にどれくらい控えればよいのですか?」
医師「控えるというのは、控えるということです」



汗顔の至りだが、同様の応対はどこの診察室でも見られよう。