ゴン中山引退/亀田5度目の防衛/衆院選公示。

本日はこの三本でお送りいたします。いたしまーす(鱈←何)。ででん。
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昨日、ゴン中山こと中山雅史選手が引退を表明した。
ゴン中山の思い出と言えば、フランスW杯の初ゴールとか、連続ハットトリックとか、
ジョホールバルでの先制点とか、とかとか、いろいろを置いといて。やはり一番なのは、
アメリカW杯予選(いわゆるドーハ)のイラン戦、1−2で負けた試合であるな。
試合終盤、アリ・ダエイの突破によって0−2と突き放され、既に絶望感の漂う中、
中山は、どうやって入ったのか今でもわからない一撃で相手ゴールネットを揺らすや、
ゴール後のボールを相手から奪い取り、それを脇に抱えて鬼の形相で自陣へとダッシュした。
それまで、何かニヤけた感じだなと、あまりいい印象を彼には持っていなかったが、一変した。
薄暗い下宿のぼろいテレビで、深夜に手に汗握って観てたのを、昨日のことのように思い出す。
ゆっくり休まれた後は、是非あの時の心意気を、今後の日本サッカー界に、今一度教えてほしい。
お疲れ様でした。
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昨日はもう一つ、スポーツ界のイベントとして、亀田興毅選手の防衛戦があった。
失礼ながら、亀田選手は個人的には決して好きではないし、煽るマスコミもうざったいのだが。
文句を言いつつもやはり見てしまった。まあ、アンチファンもファンはファン、ということか。
ただ、彼の言動やマスコミでの取り上げられ方から受ける、派手で攻撃的なイメージと、
実際の彼のボクシングスタイル、つまり守って守ってちょいちょいっとポイント稼ぐスタイルと、
そのギャップが毎回非常に面白い、というのが見てしまうもう一つの理由かもしれない。
今回も、その期待どおりといえばどおりの結果で、その意味では大満足であったかもしれない。
て、素直に見ろよ俺。
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そして衆院選公示。今回はほんまもう、どうしていいかわからんね。かといって棄権はしたくないが。
「今と未来に誠実でありたい」とかおっしゃって、過去のことは忘れて欲しいんですね、というとことか。
「日本を取り戻す」とかって9割5分くらいはあんたらが今の状況をつくったんやん、というとことか。
ハッサクだかデコポンだかおっしゃってた、あれはいったいどうなったのか、と質問したくなるとことか。
ピュアで真っ白なことをおっしゃってるが、オセロの駒のように裏の黒が目立ってますよ、というとことか。
その他、数多くの政党はもう、名前を覚えるだけでも大変で。22世紀の受験生はもう一つ大変やで。
各党の公約をしっかり読み込んだわけではないし、前のことがあるのでもうしっかり読む気にもならないのだが、
それでもざっと見た限りでは、各党とも未来、創造、○○力(りょく)、回復、夢、という言葉が目立つ気がする。
この日記では何回か書いたことがあるかもしれんのだが。人間なら「年相応」という言葉があるよね。
20台なら20台なりの、50台なら50台なりの、立場があり、価値観があり、生き方があることは言うまでもない。
国にもそれが言えるんちゃうかな。残念ながら、いや残念という言葉が適切なんかはわからんけど、
この国はもう中年を過ぎた国で、いかに「うまく老いてゆくか」ということこそ考えるべきことじゃないか。
先日の中央道の事故は、それに対する、あまりにも痛々しい警鐘じゃないんかな。
未来に向けて新しいものを創造するばかりの時代じゃない。あるものをいかに維持し、うまく減らしてゆくか。
自分が浅くざっとみただけのところでは、そういうことを言っている政党はひとつもなさそうだが。どやろ。
いやごめん、これ、自分に子がおらんからこそ言えることなんかもしれんけど。
ただ、子の有無を問わず、自分と同様のことを考えている人も結構おるんちゃうんかな?
そういう人々の受け皿がないのはいささか、残念であるよ。
え、「党首やって綱領変えとけ」、ですか。おお、そいう話もあるか。むむう…
つうか、「ゴン中山の心意気」、と全然話おうてないな(苦笑)。失礼。