2012プロ野球ドラフト。

いやー、やりました。和田監督、大仕事をやってのけました。
今季随一の仕事、と言っていいほどでは(笑)ありがとうございます。
物心ついてから(ついてるのか?という突っ込みは認める)このかた、
数多くのドラフトを見てきた。清原に、松井に、野茂に、、、、
今まで見事に外してきた我が軍が、ドラフトで大物を当てるのを見たのは、
実は初めてかもしれない。こんなに嬉しいものであったとは知らなんだよ。
実績もさることながら、「藤浪」ていう名前がまた、いいやんかさ。
藤浪―長野(ちょうの)の対決がプロ野球で見られるとは思わなかった。
二位の北條選手も、普通の年ならば一位で消える逸材であると聞く。
加えて、二人とも関西出身というのがよい。今まで地元の星を逃してきたから。
将来のエースと四番がいっぺんに来てくれたよ、と夢は限りなく膨らむ一方。
なんせ育成下手の我が軍である。最高級の食材は手にしたけれど、それを
料理に仕上げられる腕が料理人にあるのかは大いに疑問だ。そして不安だ。
ただ、ほんとにいい食材は、刺身でも丸かぶりでもうまいのである。
コーチはごちゃごちゃいじらずに、伸び伸び育ててほしいし、両君には、
コーチの言うことに対して、いい意味で「不真面目」になってほしい。
いやはや、ともかく繰り返して恐縮だが、嬉しい限り。今季のストレスが
一気に解消されたよ。なんだか、和田監督が名将に見えてきたぞ(笑)
あまりの嬉しさに忘れそうになるが、一方で他球団に目を転ずると、
やはり巨人と日本ハムであろう。いい意味でも悪い意味でも、球界の中心に
今いるのはこの両球団だろう。今年もやってくれたな、という感じだ。
まずは巨人の菅野投手。ここ最近の、大田、長野、澤村という、いささか
グレーな感じと言わざるを得ないドラフトがまた繰り返された。
「企業努力だ」という意見もわかるし、選手たちの「巨人愛」もわからんでは
ないが(共感は全くしないけど)、制度の形骸化を招いている現状は残念。
もうややこしいから、完全ウェーバーにするか完全自由競争にするかしてほしい。中途半端なんがいかんよ。
一方日本ハム。相変わらず強気やなあ…、と嘆息するばかりである。
こちらも、制度の未整備と、制度と個人的事情の相克が、結果として現れた形だ。
その犠牲者に大谷投手はなった形だが、「最初」というのはいつも大変である。
ただ個人的感情を別とすれば、日本ハムも大谷投手も悪くはないと思う。
悪いとすれば、今までこういう事態に対する用意をしてこなかった、機構である。
さっそく日本ハム球団は、今日岩手まであいさつに行くというが、大変だ。
明日から大事な試合なのに大丈夫なんだろうか。しかしこいうふうに、シリーズ前に
ドラフトやるのんって、何とかならないものなのだろうか。いい方法はないだろか。
いや、簡単な方法があるよ、CSをやめればいい。あるいはドラフト自体。あっ。