日本シリーズ、対戦カード決定。

秋口までは「Oh、Japanニモbaseballアルデスカー、全然シリマセーンデス」と、
空トボケを決め込んでいた。しかし今年は本当に面白くなかったのう。はあ。
ところが優勝争いが佳境に入りCSが始まると、オタクの虫がうずき始めてしまった。
日本ハム、前々から横目で見ていたが非常に魅力的だ。最近にわかファンと化している。
若い選手が躍動するのや、指揮官の人情味溢れ、かつ、きびきびした采配を見るのは、
気持ちがいい。と同時に、それに引き替え…と随所に感じる劣等感にもゾクゾクする。
て、俺は変態か?いつもながら。若いチームだけにCSでどうかな?と心配もしていたが、
そんなのどこへやらの圧勝ぶり。日々、いや一刻一刻チームが成長している感がある。
一方のセのCSは、土俵際まで追い詰められた巨人が逆転で日本シリーズ進出を決めた。
実はこれに関しては、複雑な心境を抱いていた。やっぱり一位が日本シリーズ出ないと!
とか、日本ハム―巨人のカードの方が見たい!とか。だからこれでいい、と思う一方で。
やっぱり巨人が勝つとムカつくんやな。まこれは本能みたいなもんでもう、仕方ないな。
同様のジレンマは、大リーグのプレーオフにも感じていた。イチローには頑張って欲しいが、
ヤンキースには頑張って欲しくないんですがどうしたらいいでしょうか、と(知らんがな)。
話を戻すと、ともかく、今シリーズは楽しみな対戦となった。伝統の巨大戦力に、
若い力がいかに挑んでゆくか、という野球そのものの興味もそうなんであるが。
中央集権対地方分権、グローバル対ローカル、マス生産マス消費社会対サステイナブル社会…
などなどといった、いわば、日本や世界の将来像をも占う、非常に象徴的な対戦かとも思う。
ついでながら、例の菅野投手をめぐる遺恨、なんてのもあったりして。思えば昨秋以来、
今秋にこの対戦を迎えるというのは、避けられない運命だったのかもしれないな。
あでも、今年は(も?)シリーズ前にドラフトがあるのね。その結果が何か意外な流れを
生み出すかもしれないね。そんなことより、我が軍よ。久慈運もとい籤運悪いからのう…
おっと、Oh、Japanのbaseball、ワタシ、シリマセーンノデシター。