プロジェクトF最終回・「新生」。

このテーマで書くのは非常に久しぶりですが、今回が最後となります。
突然で恐縮です。読者の皆様の中で、今まで我々を応援して下さった方には、
大変残念なお知らせをしなければならないことをお詫びしますとともに、
今まで数々のありがたいお言葉、またお気持ちを頂戴し、ありがとうございました。
お会いして感謝を述べるべきところ、この場をお借りしますこと、失礼いたします。
当初はこの日記で逐次明るい感じで報告させて頂いておりましたが、いつしか
筆が進まなくなってしまったのは、ヨメの苦労が次第に急激に増えたからであります。
仕事の合間を綱渡りのように縫っての通院。何度も全身麻酔にかからねばならなかったり。
自分での投薬。特に自分での注射。その煩雑さは想像よりもずっとずっと大きいものでした。
自分は、たまにぴゃぴゃっと「協力」するだけで、その他は何もできず。もどかしかった。
でももう、その苦労も終わりです。もともと6月のヨメの誕生日までを期限にしていました。
もうあれをもう一回やれとか、自分は絶対よう言いませんわ。もう十分闘いました。
何度も書きましたが、結果はともかく、大事なのはプロセス。高い授業料ではありましたが、
このプロジェクトFを通じ、様々な人に出会い、様々なことを学びました。それは本当に良かった。
何よりも、これも何度か書きましたが、命がいかに有難いか(文字通りの意味で)、ということ。
自分を含めた地球上の全ての命は、奇跡です。それを愛おしいと考えねばならんと思います。
確かに、子孫を残し、命を繋ぐというのは、生物にとって一番の使命のひとつなのでしょう。
ただおそらく、天は我々にはその使命ではなく、他に何らかの大事な使命を与えたのでしょう。
それが何かは、まだわかりませんが、これからの人生かけて、わかって行きたいと思います。
少なくとも、うちのネコに餌をやらないかん、というのは、最大の使命でありましょう(笑)。
ヨメと支え合って互いを高め合って生きてゆく、というのも、大きな使命でありましょう。
社会の子供を、特に自分の生徒を、自分の子供と思って育てていく、というのもあるでしょう。
これからは、二人で自分の「心の中の子供」を、大きく健やかに育てていきたいと思います。
もっとも、これはブータン国王のお言葉のもじりではありますが。
・・・・
と、格好のいいことを言ってますが、自分は全然人間ができていませんので、実際においては
やはり「ダダ星人」と化して、派手にやらかしてしまいました。反省することしきりであります。
でもそれも今日まで。新たに生まれ変わったつもりで、新しい人生を歩んでいきますわ。
「失意泰然」、人間そうありたいものです。なかなか難しいですが、その言葉を反芻してます。
もっとも、これも受け売りで、阪神・和田監督の言葉です。
と、最後はいつものように野球でまとめときますわ。
それでも地球は回っているし、野球は続いているのよ。