観戦記・オリックスvs阪神戦。

昨日の火曜日、大阪ドーム(冠名は使わんぞ)のオリックスvs阪神戦を観戦。
いわゆる「関西ダービー」も色褪せたもの。かたや、リーグ最下位に苦しむ球団。
こなた、交流戦に入りひとつも勝てずもがく球団。そんなで、いまいち気乗りしなかった。
そのうえ、何度か書いたが、自分は大阪ドームが嫌いなので、出足はさらに鈍ったのだが。
自分が思う大阪ドームの唯一の魅力は、Little Okinawaこと大正に位置していること。
沖縄料理いいなあ、沖縄ソバ食いたいなあ。と、舌と胃袋とが重い足を動かした次第だ。

ゴーヤチャンプルー!沖縄ソバ!オリオンビール
もお口ん中が、南国の風にはためく、夢のトリコロールやあ!(H摩呂風)
で、食うもん食ったし、もう帰ろうかとも正直思ったが、せっかくここまで来たので。
しゃあないか。野球。そこでやってんだったら観てもいいよ(偉そう)、と入場。
ただ「負けてもそこそこ客は入るわい」とか阪神球団に思われるのもしゃくであるし、
最近(つか大分前から)球団に関するモロモロに疑問を持っているので抗議の意味も込め。
敢えて一塁側のオリックス側に陣取った。別に阪神が連敗中やから乗り換えたわけではない。
獅子は子を谷に突き落とすと言う。虎は野原に子を見捨てると言う。
そんなんどこで言ってるのか、とか、見捨てられてるんは野原やろ、とかいうツッコミは認める。
しかし複雑である。オリックス嫌いではないのだ。むしろ好きな部類で、応援している(おい)
ま今回は、対岸から、客観的に、まったりゆっくりと純粋に「野球」を見ることとした。

予想していたが、入りは良いとは言えない。ふらっと入って、空いた球場でまったり見れるのは
ファンとしては残念であるが、野球オタクとしては、まんざらでもない状況である。
これで心置きなくスコアがつけれるぜ、うひょひょ(救いようのないオタク)。
しかしまあなんですな。野球オタクである前に、やっぱ自分は虎党であるわ。
金子千尋は確かに良かったんだが… それにしても… ひどすぎるわ… だんだん腹がたってきた。
いちいち詳述するのはもう面倒臭いです。すんません。ま、こんな感じでしたわ。

病み上がりの金子千尋の復活劇を見事に支え。ドラフト八位の新人には満塁弾をプレゼントし。
なんともはや。優しい優しい球団であるわ、向こうのチームは。
盛り上がる一塁側の中で、一人エンピツを握る指先に力を込めた。そして場内には勝利の歌が。
♪嗚呼、オリックスバファローズ、光輝く明日に向かえー
告白しよう。自分はひそかにこの歌が大好きであるので、思わず唱和してしまったではないか。
♪Sky!笑顔を繋ぐ空のーHigh!青さに誘われたらー
そんなわけで、負けたのに何故か、六甲颪を歌って帰ったかのような錯覚に陥っている。
「勝ち試合」に、にこにこと、上機嫌で帰宅した。わけはなかろう。とほほ。

予と一緒に家で寝てた方がマシである!