2012大阪国際女子マラソン。

久々にマラソンをフルでテレビ観戦した。普段マラソンをあまり観ることはないが、
慣れ親しんだ大阪の街が映るということもあるし、五輪がかかっているということもある。
また、いわゆる恒例の「大阪城ALFEEタイム」が楽しみであることもあったのだが…
今回は肩透かしをくらった。ALFEEタイムのない大阪国際女子マラソンなんて、それは
クリープのないコーヒーのようなものだ。(と言う自分は、いつもブラックで飲む)
コース変更で大阪城内が短縮されたからかしらん。それともそろそろ…、ということか。
いい加減本論に入ろう。毎度ながら失礼。
重友選手の逃げ足は見事であった。名門・てんまやの底力をそこに観た気がした。
ほんま五輪予選に強い、てんまや勢には舌を巻くばかりだ。またもや新星を生み出した。
余談だが(そもそも全て余談)、終盤の重友選手の激走に対し、沿道の大阪人からは、
「てんまやー!!」「てんまや頑張れー!!」という声援が多く飛んでいた気がする。
重友選手がいかにフレッシュであったかを、よくあらわしている一方で。
「目にしたものを口に出す」「面倒くさいから漢字を読まない」大阪人の性格が
如実に表れているようで、同じ大阪人として赤面することしきりであった。
さなきだに、沿道でケータイで通話しつつ笑いながら伴走したり、自転車乗ったりしてる
大量の「いちびり」達に顔から火が出る思いであったのに。他都市のマラソンを観ないので
比較はできないのだが、おそらく、こんなの、大阪ならではの光景でないかと想像する。
えと、また話がヨレた。とにかく重友選手はおそらく五輪代表になるだろう。
ロンドンでの活躍も期待したい。
一方、福士選手は残念であった。トラックやハーフでは無類の強さを見せるのに、
ラソンでは、またも失速。おそらく本人が一番残念に思っているだろう。
新聞に伝えられる調整の失敗(腹痛を恐れ食事をあまりとらなかった、らしい)もそうだが、
福士選手にとっては、野口選手の欠場がアンラッキーに働いたのではないかな。
いいたかないが、野口選手の欠場が決まってからの、中継局の「福士推し」はあざとかった。
本人は飄々としとるから、あまり表には出ないけど、陰では結構プレッシャーではなかったんかな。
野口選手がもし出とったら、そっちばかりに注目がいっとったろうから、そのどさくさで、
案外するするっと行ってたかもしれん。まあ、たらればの話をしてもしゃあないねんけど。
しかしレース中も、アナウンサーは福士福士の連呼。重友が独走を始めても「そのうち落ちるよ」
的な発言もあり、それってどうなのか。途中から「重友推し」に切り替わったな、というポイントは、
結構はっきりわかった。勝負のポイントよりも、はっきりわかったかもしれん。
どっかから、なんだかの指示があったんか、いうくらいである。だとしたら、アナウンサーも可哀相だ。
すみません、ALFEEの恨みのあまり、ヤツ当たりしてるかもしれません。失礼。
ともかく(どっから繋がるのか不明だが)、これで名古屋がますます楽しみになった。
野口、渋井、尾崎、中村、そして赤羽が出るとすれば赤羽、といった名古屋での闘いもそうだが、
重友と、大阪三位の野尻、横浜優勝の木崎らとの「コース外の闘い」も注目だ。
個人的には「渋井推し」の自分であるが、応援しつつも視野を広く持って勝負を楽しみたい。
が、たぶん仕事で観れない。おおそうか。