厄除開運!

何度も申し上げて恐縮だが、本年数えで四十一歳になる私は、所謂「前厄」である。
一般に男の厄年は、二十五、四十二、六十一、というふうに人生に三度あるらしい。
三度あるのは「モテ期」だけで十分である。て、そんなものが本当にあるのか。
まあ「モテ期」同様、一笑に付してもよいのだろうが。自分の場合、厄年に関しては。
思い出すにつけ、前の二十五の時、そりゃあもう、笑っちゃうほど無茶苦茶であったので。
正直、今回もかなりびびっている。あれはあり得ない。なんとか避けたいものである。
というわけで、苦しい時の神頼み。せっかくだから厄除のメッカ(?)である門戸厄神に参拝。
自宅から比較的近いのでその気になれば、今後行き放題である。向こう三年はお世話になるか。
ちなみに門戸厄神といえば、関西随一の某有名女学校の最寄り駅でもある。そんなわけで、
この駅を通るたび、或いはここで降りるたび、そこはかとなく、心ときめくものが昔からあったし、
今でさえあるかもしれない(変態)。もっとも、だからって、なんてことはない。
普段は、華やかなキャンパス文化と、厄神の古風さが妙なるバランスをみせるこの地だが。
この日は「厄除大祭」ということで、厄神色のほうが圧倒していた。少し残念(罰あたりめ)。

折からの雨がさらにテンションを下げるが。かっぱ着てジャジャ降りの中ザシザシ進んだ。
キャンパス色の方が強かったら、できなかったことであるね。よかったのか悪かったのか。

思い出だしたのは、ここに来るのは二度目であった。昔、親父が厄年だった時に、
祈祷に家族で付き添ったのだった。あの時の親父の年に、もうなっちゃったのか…というのは、
複雑な感慨である。比べるにつけ、自分はまだまだだ、と気を引き締めるものである。

汚い字だ。
護摩木に願い事を書いて、火で焚いてもらうということ。護摩焚きと言えば、新井は何故…、
とまた関係ないことを考えそうになるのを押しとどめつつ。護摩と引き換えにオフダをもらう。
ところがシステムがよくわからず、この上さらに「年間祈祷」も欲張って申し込んでしまい。
ヨメもヨメで単独で、仕事の合間に(職場は近い)私のために参拝してくれたということで。
家の中がオフダだらけになってしまった。まあ、相乗効果に期待したいところだ。

帰りは西北経由で職場に向かったのだが、随所に厄神色が出ていて、驚かされた。
そんなすごい名所だったのね。またそんな、一大イベントであったのね、と。
写真はH急そば(伏せる意味なし)のメニュー。興味をそそられるが、今回はスルー。

ヨメが、厄除用念珠をくれた。これつけて、無病息災で頑張りますわ。