ワールドシリーズ2011。

すみません。先日ぶつぶつ言っときながら。やはり見ていた。
いやはや。カードがどうとか、そんな妄言を吹っ飛ばす名勝負。
皆がいうように、第6戦は、どっか漏電してるか思うくらい痺れた。
「負ければ終わり」の崖っぷちから、9回10回の2度も蘇ったセントルイス
窮地から2度追いついたと言えば、我が国の高校野球における名勝負、
箕島―星稜戦とか、横浜―PL戦とかを思い出すところではあるが、
言うてもこれらはどちらも追いついたのは1点差だったし。
2回とも2点差を追いついたというのは記憶にない。まさに奇跡だ。
セントルイス側から見たらそうなのだろうが。テキサス側にしたらまさに悪夢。
言うても詮無いけど、9回のあれは、とれてたんちゃうかなあ…
10回にリリーフエース変えたんはどうやったんやろなあ… それも含めて、
全体的に、この監督の投手起用にはどうも賛同しかねることが多かった。
打たれても打たれても同じセットアッパーを使ってたし。小林宏を思い出したぞ。
第7戦の先発もねえ。向こうはエースが中3日で出てきて腕も折れよと投げてるのに、
普通のローテーションにこだわったのか、普通に何番手かの投手を選んでいた。
その時点で勝負は見えてたかも。これは伊良部を思い出した。阪神から離れろって。
短期決戦で大事なのは、非常事態にいかに対処できるか、ということ。
「自然体」も大事なんやろけど。短期なだけに、挽回がきかへんから。難しいで。
シリーズ向け用兵の妙、に尽きる。その点、百戦錬磨のラルーサ監督が、一枚上手だった。
おお、偉そうなこと言うとるけど。自分は、もうすぐ試験があるんであるが、
「自然体で行くぜ」(イレこむと緊張して失敗するから)とか言ってしまってて。
あんまり準備してないぜ。すでにそれこそスクランブル態勢に入る必要がありそうだ。
驚異的な粘りで勝負を制したセントルイスに、あやかりたいところである。おおそうか。