『戦国鍋TV』。

ご存知の方は、「何を今更…」とおっしゃるかもしれないが。
遅れ馳せながら、「啓示」を受けた。稲妻に打たれたような衝撃であった。
… と書きながら、以前ある方との会話に出てきたような、薄い記憶があるのだが。
もしそうだとしたら、本当に申し訳ないのです。完全に失念していました。
失念は今回の「突然の出会い」の感動を増幅するものであったということで、ご容赦。
あれは土曜の夜だったか。新聞のテレビ欄を、見るともなしに見ていたのだが。
何故か、ローカル局の深夜枠に目が行った。今から思えば、歴史オタクの神が導いたか。
あるいは、昔その辺の枠でやってて、暗がりの中イヤホンつけてこっそり見てた番組があって。
(どんな番組かもとんと覚えていませんが←嘘つけ) あれは今どうなってるのかしら、
という深層心理(というかあからさまな邪心)が働いたのかもしれない。
ま、そんな墓穴的話はさておいて、もとに戻ると。そこに、それはあった。
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戦国鍋TV ホトきんトリオ3▽被害者友の会・武田信玄ほか」
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怪しさ満点の、この数行に、瞬間、強烈に引きつけられた。
が、三歩歩いたら忘れるトリアタマの自分は、数分でそんなことは忘れていた。
ところが、零時を回って15分ごろ、ぼーっと星二つだか三つだかの別の番組を見てた時、
突然、頭を殴られたように思い出した。そや、「戦国鍋」観な。
チャンネルを、野球と「どうでしょう」観るとき以外はまず観ない、しかし自分にとっては
神ほど重要なそのローカル局に合わせると、丁度「戦国サポートセンター」のコーナーで。
もう、笑い死にするくらい笑ってしまった。歴史オタクであることを差し引いても、面白い。
笑いの要である、「大真面目なところと途方もなく馬鹿馬鹿しいところのバランス」が絶妙だ。
また、細部にまで丁寧にネタが織り込まれており、一瞬たりとも気が抜けない。すっかりやられた。
いやあ、陳腐化、安易化、斜陽化が叫ばれて久しいテレビ界ではあるが。どうしてどうして。
こんなにも骨太のバラエティがあったとは。聞けばこの番組は、ローカル局の持ち回り制作だとか。
キー局を頂点とするネットワークが、テレビの本道であったのはまず間違いないところだが。
スポンサーや事務所他、様々な大人の事情で、純粋に「面白さ」を追求することが難しいキー局。
或いは、大企業に特有の、硬直化、というのもあるだろう。そんなモロモロの足枷から解き放たれ、
自由に飛翔している感がある番組である。テレビマンの「意地」をそこに見る気さえしてしまう。
これぞテレビの将来像、いやさ経済政治含めた日本の将来像ではないか、という夢想すらしている。
番組中、いきいきと躍動している、「現代の戦国武将達」を見ていると、
「日本の夜明けは近いぜよ」とうなってしまうものである。時代が違うぜよ(笑)。
ま、そんな能書きはどうでもよくて、とにかく面白い(と思う)ので、ご存知ない人は、是非。
この連休は、サイトやYoutubeで情報を集めまくってしまっている。殆ど病気である。
(参考)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E5%9B%BD%E9%8D%8BTV_%E3%80%9C%E3%81%AA%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%8F%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%8C%E5%AD%A6%E3%81%B9%E3%82%8B%E6%98%A0%E5%83%8F%E3%80%9C
http://www.tvk-yokohama.com/sengokunabe-tv/
http://www.youtube.com/watch?v=TqnHt7zPtJE