動物愛護法改正に関するパブリック・コメント募集について。

うちの猫sの保護主さんであった、みーママさんのブログや、
http://toranekomamire.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-3af5.html
定期的に読んでいる「ほぼ日刊イトイ新聞」中のコンテンツで見知った。
http://www.1101.com/george/index.html
詳細は、そちらに譲らせて頂くが、何でも動物愛護法は五年に一度見直されるのだとか。
その法改正にあたって、期間を限定しながらも広く国民の意見を求めている、ということだ。
不勉強にして、今回の募集はもとより、そういう体制が存在すること自体知らなかった。
自分の不勉強を棚に上げるのもなんだが、あまりにこの件に関し、報道が少ない気がするなあ。
今回の改正の焦点となっているのは「動物取扱業の適正化」である。様々な問題を抱え、
国際的に見ても意識が低いと言わざるを得ない、日本のペット産業を始めとする環境。
それが少しでもいい方に向かうように願いたい。自分も意見を送らせて頂いた。
前回の改正では、ペット産業側を是とする意見が多数を占めたのだとか(組織票?)。
興味のある方は、上の両ページを是非ご覧下さい。意見提出要領も書かれています。
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話は少しヨレてしまうかもしれないが。いわゆる「ペットブーム」には前々から疑問を感じていた。
今、ここ兵庫県阪神地域では、異常繁殖したアライグマが人を襲うなど、社会問題にまでなっている。
これは多分に、『あらいぐまラスカル』という昔のアニメが原因となっていると予想される、が。
あのアニメを見てアライグマが欲しくなるというのが、いまいち信じられない。
あれは確か、それこそ、(乱暴に)要約すると、
「小さい時は可愛かったけど、大きくなったら手に負えなくなったので捨てちゃいました」
という話ではなかったか。そもそも「ラスカル=ならず者」である(このネタ授業で使えなくなり久しい)。
本当に、軽い気持ちで、表層だけの理解で、ペットに手を出すということの典型である。
というのは前に書いたかもしれないが、しつこく、もう一度書いてしまう。
他にも、数々のブームが訪れては、去った。シベリアンハスキーは、漫画での大人しい犬が誤解を招いた。
他にも、ラブラドール・レトリーバーに、チワワに…、エリマキトカゲ… 枚挙にいとまがない。
これこれの種がいい、これこれの種が好きだ。その気持ちは理解できるし、それを求めるのもいいだろう。
ただ、買う際には、リスクや欠点も含めて、その種のことを学ぶ必要と、最後まで責任をとる覚悟が求められる。
言いつつ、うちの実家は、なんとなくビーグル犬を飼ったことがある。当時はネタにしてたが、バーゲンで、だ。
二年くらいは元気だったが、そのうち調子が悪くなってきて、足腰が立たなくなり、死んでしまった。
今にして思えば、純粋種に特有の症状だったのだろうが、当時はそんなことは知らなかった。
自分らの不勉強も悪いのだが、売る側やその他の機関が、そういうリスク情報も伝えて欲しい。
そもそもそういう症状が出やすい状況をつくらない、という努力も(あるいは規制も)して欲しいのである。
この辺が、パブコメを出させてもらった動機でもある。
この経験から、猫を飼うと決めた時、雑種がいいし、ペットショップからは買わんとこう、となった。
飼ってみて、時々むかつくけど、本当にかわいいし。かわいさに種は関係ない。選択は正解だったと思う。
また、袋入りで捨てられたヤツらが、こうして生きていることに、ああ、ありがたい、と思ってしまうのだ。
といって、ホームセンターとか行くと、ペットコーナーに張り付いてしまうし、
かわいいなーと思ってしまう矛盾な私である。ラブラドールとか、スコティッシュとか、実は大好きだ。
難しいね。ま、生まれた子に罪は一切ないし、それもそれでご勘弁。
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<本日の言葉>
「おれたち犬が仕合わせになるには、まず人間が仕合わせにならなくてはならぬ。」
                 井上ひさし『ドン松五郎の生活』より