化け猫疑惑。

お昼に魚の唐揚げを作ったんである。
作っている時から、ホセがくれくれ君と化していたので気をつけてたつもりだった。
ホセが諦めて窓際でくつろいでいるのを確認して、その隙に、いただきます、と賞味していた。
のだが。ふっと気付くと、ホセが消え。キッチンに気配がする。嫌な予感がしておそるおそる覗くと…
おお、もう… なんとホセ殿、揚げ油を舐めているの図、である。
猫舌(当たり前ながら)なのに火傷してないか、おなかを壊さないか、の心配もさることながら。
君は化け猫か!
呆れかえる気持ちの方が先に立ってしまった。
ホセは今後、鍋島さんと改名されることとなりました。っと、それは化けて出られる方だ。
む。お家の無念の敵打ちをする猫、であるか。それならそれで、見上げた根性ではある。
亡家の恩をそれで返してくれるなら、嬉しい限りだ。つうかそれ以前に、亡びたくはないぞ。
いやはや、油使う時は気をつけよ。こんな落とし穴もあったとは。
まさに油断がならない、てうまくまとめたつもりか。

後味を楽しみ中。
つうか、なめんなよ。もう。