かご戦争。

せんせ〜、ホセくんが、テーブルに乗ってます〜。
せんせ〜、ホセくんが、だしパックのガラで遊んでます〜。
せんせ〜、ホセくんが、またヒモ噛んでます〜。
せんせ〜、ホセくんが、またアントニオくんいじめてます〜。
せんせ〜、・・・
もう、ホセ、悪い悪い。ここにきて、傍若無人ぶりに拍車がかかってきた。
アントニオのものは俺のもの。俺のものも俺のもの。ジャイアニズムの極致だ。
初め、ホセ「は」かわいいね〜、とかぬかしてた自分が恥ずかしい。
生まれ故郷(ゴミ袋)に帰るか、三味線になるか、好きな方を選べ!!と凄むと、
ぷいっとふてくされて、次の瞬間、またテーブルにで〜〜んと横になる。
「おらおら、俺、こんな悪いこともできんねんで〜〜」とばかりで。なんだか。
(編集部注:ネコはしつけできません)
でも、機嫌いい時は、必死にその頭で我々の手を撫ぜるとか(逆ではないのだよ)、
階段を一段一段よっこいしょよっこいしょ、と昇るとか、面白い姿も多くって。
三味線にしてしまうには、あまりに惜しいので、思いとどまっている(冗談です)
アントン(アントニオ)とのバトルは、いつも、爪とぎとか、かごとか、おもちゃとか、
ひとつのものを取り合う時に勃発する。♪喧嘩をやめて〜二人を止めて〜
特に、かごを巡るバトルは壮絶である。アントン(安敦?)が心地よく入っていると、
ホセが「おらおら、誰に断って入っとんじゃゴルア!」と吹っ掛ける。
そしてアントンの首根っこを前足でがしっと固めて、アリ・キックと見まごうばかりの
ねこキックを乱発。アントンも高速ねこパンチで応戦するが(ぽかぽか音がするぐらい)
善戦空し、アントンは、「約束の地」を追われ、あわれ流浪の悲哀に身をやつすことに。
嗚呼復讐の連鎖よ。こうして戦争が起こってしまうのか、と慨嘆の思いやまず。
アントンが不憫なので、苦肉の策として、あまったかごをもうひとつ与え、納得してもらうことに。
すると

納得できるわけあらへんがな・・・

抱き合ってるのではありません。只今ねこキック中。

ボクまた負けた、くやちい。

そこもわしの好きな場所やね〜ん。

♪アントン、いじめてばかりでごめんね〜
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仕方がないので、同じタイプのかごをもう一つ買うこととしましたよ。
これで解決しますかどうか。
*****
<おまけ>
ヨメがスポーツニュースを観てて、「アントンはダルビッシュに似てるなあ〜〜」と。
それは親バカが過ぎないだろうか。あなたを吉永小百合似と言った人レベルではなかろうか(あっ)
ちなみにホセは、寝ぼけて片目だけ開けるときが良くあるので、「新沼謙治」と呼んでいる。
♪ヨメに〜こないか〜、去勢してるけど〜〜
本日はいささかミュージカル仕立てでお送りいたしました。お粗末。