わくわく・ツアーハイク「青葉山」。




前の日曜日、24日のことである。
ヨメが行きつけているカフェ?レストラン?よくわからんけど。そこで親しくしている人の紹介で、
「T塚山の会」(伏せても無駄)のツアーハイクに参加することとなった。行き先は若狭湾岸の青葉山
この日24日は自分にとって「当たり日」とでも言うか。参加までには紆余曲折あった。
当初この日の甲子園のチケットをおさえていた。それを失念していたヨメがツアー参加の話に乗った次第である。
チケットはム実家へと流れ、オカンと義弟が行ったそうな(組み合わせとしてどうなんや)。
図らずも、4歳になる甥の甲子園デビューに役だった形。刷り込み学習・英才教育だ。
また、これは自分が失念していたのだが、この日は毎年恒例の、川西でのゴルフ観戦の日のはずであった。
せっかくの誘いを断るのは断腸の思いではあったが、仕方ない。皆が皆、それぞれのいい休日を送ったと期待したい。
自分らと言えば、申しわけないほど素晴らしい休日を送らせてもらった。
T塚駅前からバスに揺られ、舞鶴若狭道を北上に北上(爆睡で記憶なし)、京都府福井県の県境付近に至る。
この青葉山は、西峰・東峰の二つのピークを持つ山で。「ハサミ山」などとも呼ばれているそう。
それが福井側からみると、二つのピークが重なり、美しい円錐をなす。その姿から「若狭富士」と呼ばれる。
見方により全く違う見え方をする、というのが本当に面白く、魅力である。
麓の松尾寺からスタート。麗らかな春の日が気持ちよかった。西峰までを一気に上りつめる。
途中、イカリソウショウジョウバカマなどの野花が美しい。馬鹿な自分は、「少女袴」と思い一人ウケていたが。
こういうグループハイクに参加するのは初めてで、集団で山に登るのは、学校の遠足以来かもしれない。
一人や二人で登るのとは違った楽しみと、緊張感があった。石を落とさないよう、おならをしないよう、
あまり馬鹿なこと言わないよう、気を使う。て、普段から気使っとけ、という話。
西峰頂上からは、若狭湾の素晴らしい眺望と、麓の田園風景を楽しむ。遠く、原子力発電所があるという。
関西の電気の4割は、ここから来るという。東北の惨劇と、でも、原発に頼ってしまっている現状とを考える。
そういえば、「青葉山」というのは仙台のシンボルの山の名でもある。被災地に向かい目を伏せる。
西峰から東峰へは、縦走を楽しめる箇所なのだが、ここで一転暗雲がたれこめ、雷鳴が轟きはじめた。
そして、ざーっと降ってきたのは、雨ではなく猛烈なアラレ、いやヒョウ? いや、やっぱりアラレ?であった。
アラレとヒョウの違いはなんなんでしょ。まそれはいいとして。険しい岩陵にしてこれは、結構きつかった。
しかしこれも自然の一部。いい経験となった。同じ一日で全く違うハイクができ、ラッキーだと考えた。
下りは、とにかく滑らないように気を使ったので(それでも滑ったが)、足の変なところが痛くなり、参った。
苦痛に耐えつつ、ゴールの中山寺へ。松尾神社中山寺、というのがうちの近所にあるので、少し面白かった。
ゴールにはバスが迎えに来てくれていた。これはありがたかった。マイカーだと同じところに降りねばならないし。
また、帰りのバス内での「酒盛り」が本当に楽しかった。バスツアーハイク、くせになりそうだ。