阪神キャンプリポート2011。


今年もやってまいりました。

陽光と球音と。至福。
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今年も、高知は安芸市阪神タイガースのキャンプを視察した(偉そう)。
自分にとっては、四度目の安芸訪問となるが、一回目行った時は、休みだった。
二回目行った時は、到着して十分ほどで練習が終わった。三回目はよく見れたが、二軍キャンプだったし…
上村愛子ではないが、「なんで一段一段なんだろう」という感じではあった。が、それも報われた形で。
ようやく四回目にして、フルに一軍キャンプを堪能できた。紅白戦観戦まで果たせたし、言うことなし。
主力投手が軒並み登板し、両外国人、只今売り出し中の高濱などなど、見所が多く、鼻血が出そうなほど興奮。
冗談はさておき、真面目に(?)観戦レポートを。投手の中では、スタンリッジは盤石。小林宏もやりそうだ。
下柳はまあ、いつものあんな感じか。メッセンジャーは意外と面白いかもしれない。
藤川球児は、まだまだ抑え気味な感じだった。秋山は調整が遅れ気味か。二軍スタートは今んとこ凶と出てる。
打では、マートンブラゼルはさすが。鳥谷、平野もキレがよい。新井は兄弟そろって、見えてない感じ。
あと、高濱。しなやかな振りが目を引いた。怪我さえなければ、そこそこやるのではないか。
しかし彼の場合、怪我がない、というのが難しいんだが… また、今更ロッテに獲られないかも心配である。
いや、それで向こう行って活躍してくれるんやったら、それもいいことなのかもしれない、と思いなおす。
話はかわるが、先だって、縁あって巨人の紅白戦を観る機会があったのだが(さすがにこちらはテレビ)、
巨人はすでに、ラミレス以外のすべての主力選手が出場しており、しかも、主力対その他大勢、と
完全に差別化がなされていた。一方、この日の阪神は、城島、金本は出場せず(怪我だから仕方ない)、
チーム分けは、両チームがバランスよくなるようになされていた。ここに、紅白戦についての両軍の考えの違いが
よく現れている。ベストメンバーを早い段階で組んで、チームとしての連携や一体化を図っている巨人。
また、完全な差別化で、その他の選手の奮起を促しているようだ。一方阪神は、ふるい分けの意味もあるんだろが、
調整的な側面も強そうだ。客観的に見ればそうだが、主観的にみると、少し緩い感じがして不安である。
閑話休題
今回のキャンプでは、選手のサインを是非ゲットしたいと思い、色紙を用意する意気の入れようであった。
しかし、選手に対しては、なかなかガードがかたそうで、また、競争率も高そうで、難しく思えた。
それにしても、阪神という球団は、結構この辺が少しバリアフルな気がする。人気球団のファンの宿命か。
アホなファンもおるんやろうし、いたしかたない面もあろう。しかし、日ハムとかソフトバンクとか、
もっと気軽にファンと選手が接している気がするんだが… サインのみならず、見学方法にしてもそうだ。
というわけで、諦めかけていたが、なんかの小屋の中に、なんと福本豊氏がいらっしゃったので、
出て来られたところにお願いしようと思った。良く見ると、その隣には加藤英司氏もいらっしゃった。
是非どちらかに、とひたすら待った。でもお仕事できてはるんやし、気は使うなあ、と悩んでいた。
待っている最中、見知った野球解説者の方が何人か通り、サインをなさっている人もいらっしゃった。
自分も… と一瞬思ったが、いや、自分は最初から福本氏か加藤氏、と思っていたのだから、と操を通した。
ところが、亀山努氏だけは、どうしても我慢ができなかった。気付いた時には、サインの列に並んでいた。
「すまんな… スタッフ待たしとるんや…」と言いつつ、亀山氏はサインをくだすった。
無理言ってすみませんでした。しかし、あの亀山に… と、40前にして恥ずかしくも、手が震えたよ。
そのまま、福本氏・加藤氏待ちを続けようと思ったが、亀山氏のサイン持ってそれやるのは失礼や、と思い、
いったんヨメの待つ席に戻り、亀山氏のサインを置いて、少し用足しして、そんでまた… と思ったが。
その時には、もう福本氏と加藤氏は帰られた後であった。ぬぬう… 無念。欲張ったらあかんかったか。
また、亀山氏のサインをゲットできたは嬉しかったが、初心を曲げてのタナボタである。邪道かな、と反省。
譬えれば、大阪城を攻めようと大阪城の外堀を埋めていたが、気づいたら、伏見城をもらっちゃった、みたいな。
しかしもらったものは仕方あるまい(何を開き直る)。
いやっ、めっさ長くなってしまったな。野球の話になると、止まらなくて、どうも。
続きは、また後日。