デジカメ救出大作戦。

前にも書いたが、年末年始パラオに行った際、デジカメを水没させてしまった。
といって、パラオの海に沈めてしまったのではない。海では細心の注意を払っていた。
帰ってきて、リュックを洗濯した時に、一緒に洗濯してしまったのである。元旦のことであった。
ただの水ではなく、思い切り洗剤で洗ってしまった、というのが絶望に輪をかけた。
デジカメはまさに釘のように死んでいた。微妙に脱水されているのが、また複雑だった。
元旦早々、強烈に凹んだ。数々の(そして直近の)旅行の思い出が詰まっていたのもそうだが、
デザインも非常に気に入っていたし。普通に撮っても、不思議といい写真が撮れるのもよかった。
凹んでいても仕方ないので、まずはSDカードを引っ張り出して乾燥させ、PCでチェック。
とりあえずデーターは全て生きていたので、胸をなでおろす。あとは本体である。
自分は昔、ヨメがケータイを水没させた時に、生き返らせた経験がある。一縷の望みは捨てなかった。
バッテリーを外し、開けられるところは全て開け、よく拭く。そしてドライヤーでひたすら乾燥。
途中、突然テレビが消える。ブレーカーが飛んだのだ。惨めな気分が高まるが、それも構わず。
外部がある程度乾いたところで、今度は内部。戸棚の乾物コーナーを開けて、海苔だの煎餅だのの
袋から、乾燥材を集めまくる。それらをデジカメとともにジップロックに入れて、密閉。
そのまま炬燵の中に入れてしばらく放置した。ヨメのケータイ水没の時、炎天下の車内の
ダッシュボード上に置いてたら生き返ったことを参考にした。
夜、おそるおそる電源を入れると、天使のラッパのような高らかな電子音とともに、画面が輝いた。
この感動はまさに、クララが立ったレベルの感動であった。が…
画面は「もや」がかかっていて。画面上だけの問題かな、と思いきや、撮った写真もそうだった。
どんな写真を撮っても漏れなく、「紗がかかる」状態だ。まあ、そういうカメラとして使っていこうか。
特殊効果として楽しもうか、とも考えた。が、さすがにそうもいかんので、修理に持って行った。
自己責任だから、保証は効かないですよ、と脅されるが、どういうわけか融通してくれた。
で、概ね復旧した。めでたしめでたし。来週の高知ツアーに間に合ったぜ。楽しみが増えた。
前回の金剛山では、写真を紹介できず残念でしたが。次回はどうぞご期待下さい(オタク写真だが)
どんな状況になっても、諦めなければ、なんとかなるものだ、と今回は教訓を得た。
動かない野球ゲームについても、同じ精神で臨もうかとも思う(昨日と言ってること違うぞ)
これで、また水没が起こっても、大丈夫だ、と絶望はしないだろう。
ああ、防水を買え、て話ですか。そうですか。
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※注)筆者の場合はたまたま何事もなくうまくいきましたが、本当にたまたまかも知れませんし、
実はすごく危ないことをしているのかもしれません。当記事をお読みになって、読者の方が当記事の
方法をお試しになった場合、その結果や万が一の事故に対し、筆者は何ら責任を負いませんので、
悪しからずご了承下さい。なら書くな、て話ですか。