この支配からの卒業。

球春到来、キャンプ中継にクギヅケの今日この頃である。
昼間に時間があり、夜仕事をしている自分にとっては、大リーグ・ポストシーズンの十月と並び、
二月は「一年で最も野球を見る」季節、である。
特に今年は、有望新人あり、大型移籍あり、で楽しみが多いシーズンである。
で、ふと、小林宏と榎田を阪神に入れて、シミュレーションしてみたくないかあ… という悪魔の囁きが。
久しぶりに、PCにインストールしている、プロ野球スーパーウルトラハイパーシミュレーターを起動した。
というのは冗談で、ベストプレープロ野球windows版、というゲームである。このゲームは、
アクションの要素は全くなく、ひたすらデータの動きを楽しむという、オタクの極みなゲームである。
ゲームバランスといい、リアル度の適切さといい、操作性といい(つうか、操作はない)、
自分にとっては最高のゲームと言ってよい。
ところが、データを集めてさあ、試合開始、という段になり、データの読み込みがうまくいかない。
何度トライしてもうまくいかないので、再インストールかな、と判断し、アンインストールをした。
ところが、いざ再インストールしようとしたところ… おお、そうかあ! し、しまった。
プロダクトキーがわからんわ… と、すっかり困り果て、絶望してしまった。
CDは、CDバッグにあったのだが、プロダクトキーが貼ってあると思われる、パッケージが見当たらない。
引越しのどさくさで、どっか行ったか。或いは、定期的に真面目になった時に、整理してしまったのか。
ほんまにねえ、普段全然整理せえへんくせに、肝心なものは整理してしまうんだわ…
パッケージを探す途中、前のパソコンの付属部品やら、なんかようわからんキーホルダーやら、
なんかの蓋だけとか、様々なガラクタを目にするにつけ、自分に嫌気がさしたんである。
パッケージ探しは諦め、CDをPCに入れてフォルダを調べるが、よくわからない。
画像ファイルとか、全部見えるのに… こうなると、電池がなくなった玩具、ガス欠の車と同じである。
このゲームは、もう製造してへんので、なかなか入手困難で。わざわざヤフオクで落とした逸品だった。
今調べたら、さらに値上がりしてて、2万円くらいついている。凹みに拍車がかかる。
なかなか諦めきれないのではあるが。仕方ない。いや、もうわかった。
ゲームより他にやることあるやろ、という
神からのメッセージと受け止める。いい機会だ。
いい加減、野球ゲームからは卒業だ。(遅杉やろ)
あと何度自分自身、卒業すれば…
本当の自分に たどりつけるだろう…