なにナリエ?

年末の旅行に際し。
代理店からパスポートの有効期限が入国時点で6ヶ月以上残っていることが必要、
と再三注意されていた。確認すると自分のパスポートは、来年の6月19日に失効する。
*****
「ああ、6月かあ。じゃあ、6ヵ月あるなあ。大丈夫だ。」
*****
と何故か思ってしまった、算数バカの私である。いや、算数ですらないか。
申請書類も早々に全部出したのに、代理店からはナシのつぶて。どないなっとんねん、
と憤っていたら。【重要】とメールがきて。「このままではご出発できません!」と脅される。
いやはや。この一年でいちばんびっくりしたことかもしれん。
パソコンを立ち下げるや、身支度をして飛び出し、地元の役所に必要書類を取りに行ったが。
十年前のパスポートは結婚前のもの。怠慢により、結婚前の本籍がそのままになっていた。
実は自分は結婚を機に、本籍をその時の新居である大阪のI市(伏せる)に移したのだが。
それからここT市に越した後も、「スタート地点を記念に残しとこう」とそれを変えずにいた。
いや、それを忘れていたわけではないのだが。実感としてわかってなかったのだろう。
本籍が向こうとは、そいうことだ。今回そのトラップ(?)にまんまと引っかかってしまった。
郵送でのやりとりを待ってられないので、直でI市まで行き。謄本をゲットしてから、
その足で、急ぎ今回の更新申請を出すべき神戸に向かった。目が回りそうであったことよ。
ほんまは尼○は塚■(伏せ字あまり意味ない)でも出来たらしいが。神戸の方が処理が早いかと。
あとで書類をよく読むと、それは勘違いだった。おおそうか。
ほんまにもう。写真もオラオラ顔だし。これが十年残るのかよ。とほほ。
それが先週の月曜の話である。前置きが長くなり失礼。ここからが本題。
先週申請を出した後、ほっとしたので、白昼ながら、どんなかなとルミナリエの会場に足を運んだ。
そこにあったのは、見事な「骨ナリエ」だった。なんだそら。
いやま、レース編みみたいで、それはそれで綺麗だったが。やはりま、光ついたとこを見たいね。
ということで、受理のためにもう一回神戸に行かなならんので、その時は是非、とヨメにも声をかけ。
で昨日を迎えた。
ところが、ヨメが風邪ひいてダウン。神戸には来られない、と。しかし最終日やし、せっかくやし。
「ひとりルミナリエ」を敢行したオッサンである。まいったか。
まあ、きれいやったのひとこと。しかし雨で傘越しになってしまい、それは残念だった。
あと、「写真撮影等で立ち止まらないで下さい」「立ち止まらないで下さい」「お進みください」と
ひっきりなしに叫ぶ警備の人と、それを全く聴かない群衆に、かなりイラっときた。
聴かない群衆も群衆なんやけど。アナウンスが完全に逆効果なんちゃうんかなあ。逆に煽ってる。
あと、記念撮影はそら、みんなしてしまうで。それを前提に対策を立てたほうがええんちゃうかなあ。
渋滞して動かない真ん中は避け、比較的すいている脇の歩道をザシザシ歩いた。これも一人ならでは。
歩道の端っこの軒下に立ち止まり、後ろを振り返ったら、ちょっとまばらに見えるルミナリエと、
それに照らされる何百何千という笑顔が見えた。前しか見てない人は、前の人の頭(この日は傘)が
見えるだけだがね。かなりオトクな気持ちになり、少し機嫌が直った。
「裏ナリエ」かなりお勧めですよ。みなさんも、次行かれた時は是非。ずうっと続けばいいのだけど。
最後に。大人の事情により写真は掲載できません。悪しからず。