ぶらり一人旅「京都・再発見」。

先週の休みは、旅行中のヨメに対抗(?)して、ひとり京都を訪れた。
夜は懐かしい友人宅に御邪魔し、非常に楽しいひと時を過ごした。
(つうか私、飲んだくれて野球観てただけでした。非常に済みません…)
御宅は京都の古い町並みの中に位置し、ディープ京都な息吹を感じることができた。
その外は。学生時代の懐かしスポットを巡ることと、「煮込み豆」もとい「龍馬伝」に
影響され、幕末史の痕跡をたどることをテーマに動いた。しかしまあ、元来が気紛れ君で。
なかなかテーマどおりにはいかなかった。しかしそれもまた、旅の醍醐味。
一日目は二条城を訪れた。昔遠足で来た筈だが、やはり一切覚えはなかった。
二日目は、学生時代からのソウルフード「東京ラーメン」を求めに大学付近まで行ったが、
友人の情報どおり、「腰と足痛のため」休店(閉店?)していた。おじさんが心配であるが…
大学は微妙にスルーして(おい)、あとは円山公園坂本龍馬中岡慎太郎像から、
霊山護国寺は志士の墓を訪れた。ほんまはそれぞれの方がそれぞれに大事なんだろけど。
全部に手はあわせられへんので、龍馬と慎太郎、桂小五郎。そして特に尊敬する高杉晋作に合掌。
それにしても今回のドラマの、高杉晋作役・伊勢谷友介様はかっこよかったですな。
自分はどうしたら、ああなれるのでしょうか。「教えてgoo」にでも問い合わせたいところだ。
商店を冷やかしつつ二年坂を登って三年坂を下り、東大路まで降りると、ヨメの祖母の菩提寺に出た。
全く頭にはなかったのだが、「近くまで来たのに。寄ってきなさい」と呼ばれている気がした。
あと訪れたのは三十三間堂。千手観音を凝視。沢山の手、沢山の目で、沢山の道具を使って、
衆生を救わんとされている。少しでも多くの人々に、その慈悲が行き渡るよう、祈る。
今回は、何故かあまり写真を撮る気にならなかった(撮影禁止の場所も多く)。
その代わり、旅で見つけた言葉を貼ってお茶を濁しておきます。
*****
「もえさかる この煩悩を いかにせむ ただみ仏の み手のまにまに」 (中村久子)
             ヨメ祖母の菩提寺内の掲示板に貼ってあった。
*****
「ねえ、次行く『しみずでら』、どこで降りるの?」
             バス内で、修学旅行生の会話。地元民失笑。
*****
「おもしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけり」 (上・高杉晋作 下・野村望東尼) 
             おもしろいのう、実に。