クボタトシノブさん。

舘ひろしさんの禁煙CMが面白い。
「あぶない刑事」はじめとする数々の演技で、タバコとは切っても切り離せなかった舘さん。
その人を起用するコンセプトが面白い。病院でのコミカルな振る舞いは、舘さんの新境地、
といってもいいくらいで。次のパターンが出ないかと、常に楽しみにしている。
そんな中。「病院呼び出し編」で昔の自分の体験が喚起された。
「タチさん、タチヒロシさん、二番へどうぞ(だったけ?)」てやつである。
病院では何故この呼び方がマニュアル化されているのかは、興味深いところだが、それは別の話。
何年か前、何かの事情で自分が病院に行ったときのことである。
長時間待たされ、ぼうっと、けだるい時間を過ごしていた。そんな時、
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「クボタさん、クボタトシノブさん、、、」
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と呼び出しのアナウンスがあった。で、びっくりして覚醒した。
周りの患者も同じ様子で、自分を含め多くの人が、あたりを見回していたところ。
よぼよぼのおじいさんが、よっこいしょ、と立ちあがり、
よぼよぼっと、診察室へ向かっていく。
老けたのう、クボタトシノブ…(違)
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皆が注視し、無言の緊張をもってそれを見守った。
自分の名前のインパクトを知ってか知らずか。
おじいさんは、はにかむように(見えただけかも)無言でドアに入っていった。
その背中は、我々にこう、歌いかけているようであった。
「言葉にできるなら 少しはましさ
 互いの胸の中は 手にとれるほどなのに」 (なわけはない)
激しく流れる、からだ中の愛が
君の名前を、叫ぶ
その名はクボタトシノブ、大正生まれ(いやわからんけど)
なんかいつもながら収拾つかないので、この辺でお茶を濁しときます。
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<本日の言葉>
“Giving up smoking is the easiest thing in the world.
I know because I've done it thousands of times.”
Mark Twain