W杯、今後の展望。

サッカーW杯はベスト4が出揃った。
この中に我らが日本の名がないことはまことに残念であるが。
残念だ、と思えるぐらいの戦いをしてくれた今回の代表は、誇りに思う。
重ね重ねではあるが、感謝の意を表したい。
さて。ベスト4はドイツ―スペイン、オランダ―ウルグアイの顔合わせ。
どうにもイメージしにくいので、夏の高校野球にたとえると(しつこいぞ)、
ドイツは、選手のガタイといい伝統といい、憎らしいほどの強さといい、
帝京高校とかぶるところがある。
スペインは、先のセンバツは制したがまだ夏の優勝はない興南高校かな、と。
オランダは、上位に絡んでくるが優勝経験がない浦和学院、ぐらいかと。
ウルグアイは、言わずと知れた第一回優勝校。旧制京都二中(現・鳥羽高校)だ。
ゆえに、帝京―興南浦和学院―鳥羽、と読みかえればイメージしやすい。俺だけか。
ま、普通に帝京かな。イメージだけで考えれば。
事実、今回のドイツは、選手の能力や戦術はもとより、コンディショニングや
大会までの準備を含めた総合力が素晴らしい。各国が苦しめられ不平続出の
ジャブラニ(=公式球)も早くからリーグ戦で取り入れ、熟達をはかっていたらしい。
この辺がいかにもドイツ、という手堅さだ。好きにはなれんのやけど、とこれは減らず口。
しかし、普通に、とは言いながら、普通でないことが起こるのがW杯である。
こんな予想もどうだろうか。これは某雑誌のコラムを下地にしてのことなのだが。
W杯優勝国に関しては、さまざまなジンクスがある。それが今回も効きはじめている。
バロンドール選手(欧州最優秀選手)がいる国は優勝できない→アルゼンチン×
・コンフェデレーション杯優勝国は優勝できない→ブラジル×
と、ここまでは、不幸にして今回もその通りとなってしまった。
あと、今後の展望に関わってきそうなのは
欧州選手権優勝国は優勝できない→スペイン?
・初優勝国は必ず地元開催国である→スペイン?オランダ?
・ヨーロッパの国はヨーロッパ以外の開催大会では優勝できない→スペイン?オランダ?ドイツ?
こうしてみると、ウルグアイが来るかもしれない、ということになるが。
ウルグアイは、スアレスの「あれ」がどうしても許せないので、個人的にはあってほしくないなあ。
もしウルグアイが優勝したら、高校野球で一回負けて優勝した愛知一中のように、非難轟々やろなあ。
高校野球からはなれろ)
しかし、ふと気付いたのだが、この雑誌にはない観点があるかな、と。
南アフリカは昔、オランダ領だった時代があるし、今でもオランダ系の人が多いらしい。
どこもあまり指摘してないけど、今回のオランダはいわば「準ホーム」で戦ってるようなものだ。
つうことは、「初優勝国のジンクス」等があてはまらなくなるかも、であるな。
ジンクスだけ考えれば、次のオランダ―ウルグアイ戦が今後の重要な鍵となるかもしれない。
オランダはこの4チームの中でも好きな部類であるし、応援しつつ注目したい。
とすると、もうひとつ重大なジンクスが関わってくる。
私が応援すると負ける、というジンクスだ。