これから。

サッカー日本代表
一瞬乱れ咲いた桜は、美しく散っていた… というと叙情的にすぎるか。
アス「パラ」の焼け「グアイ」は最高だったが… 占い、外れちゃいました。
返す返すも、惜しかった。無念である。しかし選手はよく頑張った。
選手もサポーターも、涙涙、であった。こんな光景も珍しいのではないか。
押し寄せる悔しさと、一抹の充足感。それ以上に、もうこのメンバーで
サッカーをすることのできない寂しさ。それらが交じり合った涙、というところか。
試合では16強どまりであったが、世界一のチームワークは誇っていいと思う。
是非胸を張って帰って欲しい。何度も書くが、まさに高校野球のような清清しさだった。
で。
高校野球ならば、もうチャンスは二度とないのであるが、幸か不幸か、
W杯は4年経ったらまた会いましょう、で。涙が乾いたらまた前に出なきゃならん。
指先まで触れていながらスルリと逃げていった8強。今度はがっしりつかもう。
そのためにはどうすればいいか。代表はもとよりJリーグからユースから高校サッカーまで。
選手、スタッフ、サポーター一丸となって、また先を目指さねば。
そう、昨日の延長入る前、スタッフも含め全員が肩を組んで円陣を作ったかのように。
そして我慢も必要だ。日本はたかが二回、16強で負けただけである。
昨日の敵、パラグアイは四度目の正直でやっと掴んだ一回戦勝利だった。その中には、
フランスW杯の時、フランスに延長ゴールデンゴール(Vゴール)で敗れた悲劇もあった。
落胆したチームメイトを抱き起こすGKチラベルトの姿は、今も記憶に残っている。
メキシコなんかは、ここ5大会連続16強止まり、と。これもまたものすごい安定感というか、
すごい記録であると思うが。それだけ、決勝トーナメントで勝つことは難しい、と。
話がよれた。
ともかく、日本サッカーは、赤ちゃんがハイハイからつかまり立ちの時期を経て、
やっと二本の足で歩き始めたばかり、と。ふらふらと危なっかしい場面も多いだろうけど、
小さくとも着実な歩みを、今後も温かく見守って行きたい。楽しみは続くのだ、永遠に。
そうは言っても、やっぱり寂しいがね(笑)
ポルトガル−スペイン戦とか、あれだけ楽しみだったのに、なんか、どうでもよくなっちゃった。
準決勝、決勝、と来たらまたそれはそれで、自分の中で盛り上がってくるのかねえ…