難敵。

韓国にスロバキアにチリに…、と大会前半を盛り上げた中堅国が
次々とW杯をあとにしている。どれもいいチームだっただけに、残念。
決勝トーナメントに入り、一転、大差のゲームが多くなってきた。
強豪がそろそろ本気になってきたのか、ピークの持って行き方の問題か。
あるいは、リーグ戦とトーナメントの闘い方の差か。さまざま、理由はあろう。
事情がどうあれ、何であれ、日本には頑張ってもらわねばならない。
しかし立ちはだかるパラグアイは、また微妙な相手だ、と個人的には思う。
絶望する必要は全く無いと思うが、楽観も全くできない、といったところか。
カウンター重視の攻撃。伝統の鉄壁の守り。南米勢の中では異色である。
異色といえば、その国民性だ。失礼だがラテン諸国の中では珍しく、勤勉にして実直。
他のラテンの国だと、日本を「なめて」くれることもあり、その結果日本にとっては
つけ入るスキが生まれることもあるのだろうが。そんなことは決してないだろう。
野球にたとえると(またか)、守って守って、機動力で一点とって勝つ、
広島商業のようなチームかな(古)、と。新鋭初出場校が広商相手にどこまでやれるか。
唯一つけ入るスキがあるとすれば、パラグアイの戦術はあくまで「強者に対する守り」
が原則になっていることであろうか。「弱者」に対しては、あれあれ、勝手がわからん。
ということになってしまうのではと。事実、リーグではNZに大苦戦していたようだし。
とにかく日本としては今までのどの試合より、先制点が必要になってくるだろう。
で、先制してしまえば、意外と続けて点が入るかも。前がかり戦法には慣れぬ相手ゆえ。
勝つとすれば2パターンあるんではと。2−0ぐらいで快勝するのがひとつ。
後半早々、ゴール前混戦のこぼれ球に大久保が陰から飛び出しゲット→「ちゃー」。
そして後半終了間際、上がった相手DFのウラを森本が完全についてダメ押し。
おお、書いているだけで興奮してきた。
もうひとつは、0−0でPK勝負。川島が好調なだけに、勝機は十二分にあるかも。
0−0PKに関しては、何度も紹介した友人の名言、「PKから始めればよかったんや」
というのを思い出すが。それを思い出し笑いする余裕が、明日未明の自分にあるかどうか。
今日は、玉ねぎと人参とアスパラの焼きサラダをヨメがつくってくれた。
玉ねぎと人参は、敵ユニの赤白を。アスパラはもちろん「パラ」グアイにかけてのこと。
恒例の占いです。アス「パラ」の焼け「グアイ」がよかったら2−0勝ち。
焼けグアイがナマっぽかったら(ヨメよ許せ)0−0PK勝ち、かな。
と、相変わらずの卑怯さであるが。勝負の世界は非情であるのだよ。
さあ、自分にとっても戦いだ。勝負の青ネクタイで出勤するぞ!そしてすぐ帰宅するぞ!(戦い…)
次勝ったらスペインかポルトガルなんだなあ… なんか夢を見ているようだ。