最低限の仕事。

オランダ戦。0−1。たかが1点。されど1点。
この1点に世界との間に横たわる、とてつもなく高い壁を感じた。
この感覚は、昔々のアルゼンチン戦で感じたそれに似ている。
しかしよく頑張ったと思う。最低限の仕事はした。希望は残った。
野球にたとえると(無理にたとえんでも)、一塁にランナーがおって、
ホームラン(勝ち)なら万々歳、ヒット(引き分け)なら上出来だったが、
最低限、送りバントは決めた、というところだろう。流れはきている。
次に堂々、ヒットでランナーを返せばよいのだ。難しいが、可能性はある。
この試合、みなさんはどこで見、どのような思いを抱かれたことだろう。
私は、見るまでにどえらい苦労しましたのですよ。「試合前」に疲れちゃった。
前述のように、私は仕事でナマ観戦できなかったので、録画したうえ、
真空パック状態」「コールドスリープ状態」「浦島太郎状態」で帰宅。
そして観戦する、というのを目指していたのだ。職場では緘口令を徹底。
定時に飛び出した。時間は丁度ナマ試合の後半30分頃のことだった。
そこからは、あたかも怒涛のオランダの攻撃に耐える日本と同様だった。
ipodのイヤホンを深く装着、音楽をガンガンにかけ(↓これ)、周囲の音を遮断。

Listen Up! the Official 2010 Fifa World Cup Album

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車内ではワンセグ見てそうな人から、人が(特に若者が)会話している場面から逃げ回った。
視覚情報をも拒絶するため、下を向き、目は半眼に。ほとんど不審者や(笑)
車両から車両へとうろうろ動き回るなど、痴漢の行動パターンやないか。て知らんけど。
でもねえ、なんとなく、駅から自宅までの町の雰囲気でわかってしまいました。
勝ってたら、もっとみんながテレビ観ていて、煌々としてそうなもんだなあ、と。
でもそんな真っ暗なわけでもない、これは惜敗ってとこかな、と。大当たり、ですな(笑)
大当たりといえば、好評いただいている(何処で)「相手国を食う」企画こそ、大当たりだった。
「みかん食ってタネがなければ大敗しない」。そのとおりでした。まあ、食ったのが冷凍みかん
だったので、タネがあるわけはなかったのですが。アンフェアといえばアンフェアである。
ええい、何を言うか。それがどうした、勝負は結果が全てではないか。(何を開き直る)
惜しむらくは、「絶対勝つ」くらい言っとけば勝ってたかも。弱気がたたってしまった。
で、次のデンマーク戦。今度は何を食ってどう予想しようか。またゆっくり考えたい。
ともかく、楽しみは残った。いやあ楽しい。それだけでもすごいことではないか。
少し早いけど、ありがとうニッポン!