野球漬け。


昼間・神戸サブ球場にて。二軍試合。

夜間・メイン球場にて。一軍の雄姿。
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GWとは縁のない私であるが、やはり人並みにGWは堪能したい。
「いやあ、渋滞につかまっちゃってね。○○トンネルから50km、たまんなかったよ」
「遊園地に行ったんだけど、乗り物が全部ウン時間待ちでね。弁当だけ食べて帰ったよ」
GWの価値とは、いかに大変な、いかなる蛮行に及んだか、そこにあると見つけた。
鬼畜なヨメの学校は(形容詞のかけ方に注意)、GW中にも授業をするという厳しさ。
ひとり休日をもてあました私。行く先はやはり球場、ということになる(なんでだ)。
グリーンスタジアム神戸の隣の、サブ球場でオリックスvs阪神の二軍試合があると知る。
あくまでそちらがメインだった。で、昼間過ごして元気やったら夜の一軍戦もありかな、と。
そういうスタンスであった。ほんま気まぐれでやったことやから、抜け駆けしたつもりはないの。
だから許してちょうよ、て誰にことわっているのだ。
で、GWのほんわかした空気の中、H急に飛び乗ったわけであるが、キタグチで乗り換えた直後、
「ひえー、家のカギ忘れたー」と職場のヨメから緊急連絡。カギをどこで渡すか、その方法、
或いは私の夜の予定、試合展開によるから時間が読めないからどないしようか、云々かんぬん。
あーでもないこーでもないと議論したが。盲点があった。「仕事の後、野球来ればいいじゃん」。
おおそうか。
というわけで、まずはサブから単独観戦開始。正直二軍など見る人がいるのか、とナメていたが、
どうしてどうして、サブ球場は立錐の余地もない大盛況。そこをなんとか潜り込み一等地に陣取る。
周りを見ると、一軍とは明らかに客層が違う。どうみてもコアそうな野球オタクがひしめく。
そしてスコアつけている人が異様に多い。驚いたのは結構綺麗なお姉さんがスコアつけるの図、だ。
自分も負けじとスコアを引っ張り出す(おい)。試合自体よりむしろ、スタンドのオタク会話が面白く。
きわめて濃密な時間を過ごす。終了後に一軍球場に移動するつもりだったが、試合進行が遅く、
一軍のチケット発売時間になってしまったので、スコアブックを泣く泣く閉じ、サブ球場をあとにする。
間合いが長く、球数も多い、阪神先発・杉山のせいにしておこう。
しかし退場時、試合終盤には出入り自由になるらしいという情報を、さりげなくチェック。
一軍のチケットを無事ゲットした後、二軍球場に戻り、なんとか試合終了の瞬間は見届けた。
その後、出待ちの集団に何気に加わる。二軍はガードが甘いので至近距離で知った顔をいくつも拝めた。
平田二軍監督と八木打撃コーチには感動。というと歳がバレてしまう。
夜はヨメと合流し一軍試合を観戦。終盤までは接戦で、それなりに楽しかったが、最後にガードが下がったとこ
滅多打ちをくらう。なんで続投続投やったんやろ。最後のほうは「もおええ、お前ら勝手にやっとけ」という
感じをベンチからは感じた。どうもムードが悪いね。3月4月のあの熱気は何処へ行ったんだろう。
ま、ヨメがお気に入りとしているムネリソを見、満足しているようで、それはそれでよかった。
もう野球は当分ええ、というくらい野球に漬かった一日であったが、二軍試合の楽しみを知ってしまった
という意味で、良くも悪くも今後の人生に影響する一日であるかもしれない。おおそうか。