ときめき・ふたりハイク2010[1]。


彦根城の端麗な姿。

玄宮園から彦根城を望む。
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ヨメの春休みを利用し、ぷち遠出することになった。
ただ、あまり「休み」と言うと「私は休んでいるわけではない」とヨメから
反論があることも付け加えておく。すみません蛇足ながら。
行き先は、彦根近江八幡に長浜にと、滋賀の奥深さに魅せられた我々。
前から行きたい土地であった。西軍贔屓の私としては、微妙なのではあったが。
そんな400年も前の恨み(なんで)をつらねたところで仕方あるまい。
朝はゴミ当番という大役があったので、出るのが少し遅くなってしまった。
彦根まで昼飯を待つと飢え死にすることが目に見えていたので、途中京都で下車。
駅から少し歩いたところにある「新福菜館」へ。いわゆる人呼んで「黒ラーメン」と
「黒チャーハン」に舌鼓を打つ。(空気を読んで、写真は撮れず。)
この「新福菜館」、賛否両論はあるのであるが、自分はまずまず好物である。
だめな人は、「黒いスープが許せない」「あの麺が嫌い」と言うのだろうが。
まあ、ラーメンはトータルであるから。この麺とこのスープの取り合わせという
意味では、ひとつの完成形なのではないかと。もっとも、「天天有」の甘いスープも、
「天下一品」の食べるスープも、「みよし」の針金麺も、何でもオッケーの私である。
モニターとしての適性、という面では疑問符がつくことを、お断りしておく。
知っている方は知っていると思うが「新福菜館」の隣は、これまた「第一旭」なる
有名なラーメン屋である。「ライバル店同士が隣り合って出店すると最も効率的」
という、ゲーム理論経済の実践を見る思いが、ここに来ると常にしてしまうのである。
複数の仲間でここに来ると、「新福」と「第一」のどちらに行くかで喧嘩になったもの。
自分は経験ないが、「ハシゴ」をするツワモノもいるらしい。自分的には、基本、
どちらもオッケーなのだが、「第一」の方は他のラーメン屋でもありがちな系統なので、
どうせここに来るのであれば、「新福」に行っとこうや、となってしまうのであるが。
正直言うと、麺は「第一」の方が好きかなあ、でもスープはやはり「新福」かなあ。
しかしじゃあ、「第一」の麺を「新福」のスープに入れれば最高のラーメンになるか、
と言えばそうでもない、というのがラーメンの奥深いところではないか、と。
夫婦関係もそれに似て、であるよ。一週遅い「記念日ランチ」としては意義深い
メニューではなかったか、と。
彦根では、彦根城の古風な中にも精巧な構造に舌を巻いた。
また、はずせないのが「ひこにゃん」である。早速にグッズをゲット。
著作権がいろいろややこしいかもなので、写真が出せないのが残念。
しかしとにかく、寒かった。横殴りの吹雪の中の街歩きはさながら、
八甲田山」チックであった。さぶにゃむい。いや、寝たら死んでしまうぞ!
夜は駅前の感じのよい居酒屋へ。寒さにたまらず一杯目から「焼酎お湯割り」で乾杯。
ちょっと奮発して「近江牛さし」をつつきつつ杯はすすむ。しかしそのうち、
「だしまき」や「牛スジ煮込み」と定番オツマミにメニューは移行。
これまた、我々らしいといえばらしい、「記念日ディナー」とはなった。
む。ほとんど食べ物の話になってしまったか。(しかも大半がラーメン)
まこれも我々らしいといえば我々らしい、と。
今日も元気で、ご飯がうまい、がモットーの八年目である。