応援向上委員会。

三月に入り、オープン戦でトラの闘いを見まくり、の時期である。
三月は、大リーグプレーオフの十月と並び、職権乱用にいそしむわけだ。
基本、楽しい観戦ではあるのだが、非常にそれをスポイルするものがある。
応援歌・応援団、である。いやもう、ほんとにねえ、どないかならんものか。
昔は「日本一の応援」「甲子園は凄い」とか言われたものだが。見る影もない。
ファン数一流、応援二流、そして応援団三流と、きついが言ってしまいたくなる。
ここまで印象を悪くしてしまうのは、過去の気分のよくない体験からであろう。
去年広島に観戦に行った時、場内のイベントに関係なく応援団は演奏を続けた。
ああいうのは、ほんまに恥ずかしいからやめて欲しい。ああいうのを見られて、
だから阪神ファンは…、まとめて言われるのは、非常に悔しい限りだ。
また、別に甲子園で観戦した時。年間指定席をヨメの知人からゆずってもらい、
ライトスタンドに陣取っていたのだが、すごい猛攻でひとしきり盛り上がった、
その折も折、応援団とおぼしきネエちゃんみたいな人が寄って来て、
「そこは応援団の席だから移動しろ」みたいなことを言われた。それで頭にきた。
自分の席は、その知人が購入した、れっきとした席であると思うのである。
百歩譲って、これこれの理由でこう応援したいから、できれば移動して欲しい、
と言われれば、移動もヤブサカではない。しかし、全てが頭ごなしであった。
あと「応援団の席」てなんやねん。顔はしらねど同じ、応援する仲間ではないか。
その旨反論すると、「ああ、じゃあもう、いいっす!」と議論にも応じない。
で、ちゃんと応援してるんやったら折れても、と思うものだが。その後見とったら、
なんか、ウチワで談笑してるだけで、応援しとらへん。一体なんやねん。
失礼。あまり個人的な恨みを書き連ねたところで建設的ではない。
また、私が観たのは応援団の一面にすぎない、のも理解する。頑張っている人はいる。
その前提の上で、これからはこうしてほしい、ということに話を切り替えることとする。
まず、いまいち盛り上がらないのは、応援歌が覚えられない・なじみにくいからである。
先ほどの「ウチワで…」とも関連するが、最近のトラの応援歌は、非常に熟練を要する。
「走れレッドスターレツゴーあかほしーチャンスきりひらけー」(もう歌えないが)とか、
どう区切っていいか、どうメロディにのせていいか、最後までわからなかった。
演歌調に慣れたオッサンには、ロック調のウラ拍はつらいのであるよ。(あんた何歳?)
ロッテを見習って欲しい。「○○打てー」、「○○ーー、なんていい選手だーー」レベルだぞ。
始めて観戦にきた子供が、一回聴いて覚えられるぐらいが、丁度いいんではないだろか。
また、「チャンステーマ」にもっと工夫をしてほしい。「阪神ならこれ」という色のテーマ。
ヤクルトなら「夏祭り」、日ハムなら「ジンギスカン」、中日なら「狙い撃ち」、
どれも、他ファンでも聴くのが楽しみになるぐらいの名応援である。何かあるはずだ。
現指揮官ゆかりの、「キャラクターネズミのテーマ」が使えたら一番いいんだろけど。
あれは、非常に著作権とかうるさいんだろうなあ。(ここでも著作権に配慮)
今回のオープン戦で、「新チャンステーマ」が試されているが。微妙な感じだ…
とりあえず、チャンスが来るのが楽しみになるテーマでは、今のところなさそうだ。
選手が同じことを感じていないことを願うが。
繰り返しになるが、ほんま阪神は好きなんだが、応援は、どないかならんかと思う。
彼女はめっちゃ好きなんだが、彼女のお母さんが微妙な結婚生活、みたいな感じか。
(幸運なことに、それは体験したことがないが)
彼女とお母さんを離すわけにはいかんので、選ぶ道は、お母さんに変化を求めるか、
あるいは彼女と別れるか、の二つにひとつしかないのであるが… ぬぬう…
いや、もうひとつ方法がある。
私がお母さんになればいいのだ(意味が分からんよ)