一段一段。

長野、7位。
ソルトレイクシティ、6位。
トリノ、5位。
そして、今回のバンクーバー、4位。
「なんでこんな、一段一段なんだろう」と上村愛子は涙した。
そして公式ブログでも、悔しい思いを吐露している。しかし。
日本国民誰もが認めていると思う。12年にわたり重ねた一段一段。
その一段の重みを。その歩みが尊いのであり、メダルなどは副賞にすぎない。
どうか胸を張って帰ってきて欲しい。
しかしそれにしても。涙を浮かべつつも、自己を冷静に分析し、
周りへの感謝を述べる。本当に清清しいアスリートであると思う。
あの透明感のある美しさは、その内面がなせるわざなんだろうなあ。
と、改めて惚れ惚れと見つめた次第。