寝覚め最悪。

件のイモムシの件であるが。残念な結果となったことを報告せねばならぬ。
ウチはよくても、ここから飛び立った成虫がご近所で迷惑をかけるかも。
また、隣の奥さんが死ぬほど気持ち悪い思いをしているかも。かもかも、と。
思い立ち。まさかーmassacreの大虐殺を敢行してしまった。合掌。
イモムシ。葉を食べるとはいえ罪はない。まこと断腸の思いではあった。
「人と蟲とは一緒に住めないのじゃよ… ナウシカ…」とつぶやきつつ。
(誰がナウシカ) 
死ぬ気でイモムシを葉からむしり取り… そして…(以下グロイので自粛)
あまりの後味悪さに、夢に出るかも… と恐れていたが。やはり出た。
といって、「蟲(オーム)の大群」系のグロさとはまた違った夢で。
中国の昔の何だかの人が、自分が蝶になった夢を見て、蝶が自分か或いは
自分が蝶かわかんなくなった、という話をどっかで読んだことがあるが。
まさにそれに似ていて。人間の言葉では形容できへんねんけど、明らかに、
自分がイモムシになり、イモムシの脳でイモムシ的思考に耽っていたのだ。
まさしく、イモムシ的知覚によるイモムシ的世界観を体感できたと確信する。
しかし、それを伝える表現力を自分が持たないのがもどかしいが…
ヨメに言ったのだが、あんたはまた考えすぎる悪い癖だ。もっとシンプルに。
生きてるときは『あー、葉っぱうまいなあ…』てのが彼らの思考の中心で、
死んでしまったら『あー、もう葉っぱ食べられへんなあ…』てなもんだ。
あんたが見たのはイモムシの夢やない。と叱られ。そうかなあ…
まあ、イモムシのことで頭がいっぱいだったので、自分の思考がそういう世界を
組み上げてしまったのだろう、と結論。もう一度見れば、今度ははっきりしそうだが、
もう二度と見たくはない。
ところで、最近体が異様に野菜を欲し、レタスだの水菜だのを毎日めりめり食べている。
これ、ただ単なる生理現象か。これも思考の組み立てか。はたまたイモムシの祟りか。
もし祟りならば、心底哀悼の意を表しているので、もう勘弁して欲しい。