プチ沢登り体験/プチディープ台湾体験。


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先日は、六甲山にハイク。なんだ近場か、町山か、と侮る勿れ。
六甲山、海抜0mからいきなりそそり立つため、思ったより行程はきつい。
また、場所とルートにより全く違った顔を見せる面白い山であると思う。
何回登っても面白い。ま何回登ってもしんどいわけではあるが。
今回は「トエンティクロス」なるコースを選んだ。「トエンティ」というは、
「メキシコシチー」「デズニーランド」「ユーエスゼー銀行」(ママ)と発音する
おじいさんめいているが、ガイドブックや標識にある、れっきとした表記である。
それだけに、ぐぐったら「もしかしてトゥエンティクロス」と出るのは納得いかん。
て誰に怒っているのだ。
渓流に沿い、沢を右に渡ったり左に渡ったりうねうねと登ってゆくこのコースは、
かつて「二十渉」と言われたとか。その英訳〜Twenty Crossings〜が名の由来とか。
この微妙に略し微妙にアレンジし外来語を残す現象は、言語学的に見ても面白いが、
それはまた別の話で。 というか、本当は二十回も渡らない。せいぜい十回ほどだ。
「♪トンネルをくぐりぬけ降り立つ駅は 銅鑼の音が似合う町少しだけ淋しい」
前川清の歌で有名な(私にとっては有名、反論は認めん)新神戸駅をスタート。
雌滝・雄滝二つの滝が楽しめる布引の滝が出迎える。マイナスイオン浴びまくり。
その後ぐぐっと登り、通称(誰が呼ぶ)「猫だらけ公園」へ。本日は一匹しかいず残念。
グロッキー気味の中、だんだんと迫る山間を進み、ついにトエンティクロスへ。
沢を渡る旅に、「Uno, Dos, Tres,」とカウントすれば勉強もできて一興。
また、「ノボリノボリ沢登、ノボリノボリ沢登、」と連呼をすれば失笑。(古いよ)
本日は、スタート時間が遅かったため、森林公園着後、後ろ髪を引かれつつバスで帰還。
勇気ある撤退だ。ま二人登山やったからこその決断だろう。
一人なら歩いて降りることにこだわっていたかもしれない。(そして遭難)
その森林公園で、ヨメの教えている学生さんカップルと偶然出くわし驚く。
しかしまあなんと爽やかなカップルのことか。そしてお二人も新神戸からの登山とか。
またなんとも爽やかな、デートであることか。見ているこちらまで元気になりそで。
しかし自分の学生の時はもっとジメっとダークにチャラかったな、と反省しきり。
おおそういえば、道案内に失敗しヒール履いた婦女子に熊笹の生えた道を歩かせた
ことを思い出したぞ。これもこれで面白い話だが。爽やかからは程遠く。
そんな若い二人がその後どんな風に過ごしたかは知らないが。
それは若い二人にお任せして(ジジイ)。ディープにアダルティーな我々は、
温泉で汗を落とす。神戸クアハウスのお湯は最高である。施設の鄙びが、またよい。
その後元町に移動し、日本にいながらプチ異国体験が出来る、丸玉食堂へ。
地元の人が「丸玉東」「丸玉西」と呼び分けるその、「丸玉東」の方へ今回は行った。
前に行った「西」と比較すると、「西」の方がディーパーザン「東」な感じがする。
「東」は日本人向けにアレンジされた感じというか、無難だ。あ、でも美味しい。
ローメン」と「青菜炒め」は特に最高。豚足と台湾ハムも美味、であるよ。
ローメン」とは「卵入りあんかけそば」。ゆる〜い平麺があつあつの「あん」と
絡みするするっと口に入る絶品であるよ、と部長(誰)に報告義務。
最後に注意。ここではローメンを、「♪ローメンローメンローメン」と歌いつつ、
西部劇のまねをしつつ注文しなければなりませんよ。て本当にやってはいけませんよ。
と、これ以上オヤジギャグ垂れ流しだと当ページの品位に関わるので、バイナラ。