さくやこのはな。

難波津に 咲くやこの花 冬篭り
今は春べと 咲くやこの花      王仁
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昨日今日の、冬とは思えない暖かさに、思い出した。
先日の「上町遠足」で立ち寄った高津神社に掲げられていた首。
隣の梅の枝が、なんともかわいらしかった(写真がなくて残念)。
春、いろんなものが始まる季節に、まさにふさわしい首ではなかろうか、と。
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かの、ニニギノミコトの妻、コノハナサクヤ姫とこの首と。
何か関係があるのかしら。わからないのがもどかしいかぎり。
しかし富士山に化身しているとかいう美しい姫と、早春の梅の花と(桜という説もあるそだが)
両者とも、日本の心、と言ってもいいもの。関係がなかろうはずがないかも。
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梅も和歌もま、春を予感させるのに十二分であるが。
それ以上に、本日のメンチの本塁打がまた、春の到来を待ち遠しくさせるではないか。
何回も何回も何回も何回もこの時期の外国人には騙されてきたが、
また騙されてみようかな、という気になってしまう。まー、まさに、タチの悪い女みたいなもんや。
さくやこのはな? それはわからない。
ただ確実なのは、春がまた来る、ということだ。