奇跡のゴール。

大阪女子マラソンは、渋井陽子奇跡の復活の舞台となった。
あたかも同日、横綱が復活優勝を遂げた。何かの因縁なのかもしれない。
そして私は(誰や)負けてしまった。なんか悔しい。
まそれはおいといて。
確か昔、渋井がいつものように失速して惨敗した時、「復活を祈る」みたいな
ことを書いたような気がして、過去日記を探ろうとしたのだが、見つからず。
簡単に検索できるようわかりやすい題名にしとかないかんなあ、と反省。
「ええええーー」とか「おおそうか」とかいう題ばっかりで全然わからんかった。
そして整理もできてない。仕事や家でもでけてへんのに、どうしてここでできようか。
て威張って言うことか、ちうねんな。
とまた話がよれてしまうので元に戻すと。とにかくその「復活を祈る」とは書いたが、
まさかこんな劇的な復活を遂げるとは思わなかった。前半はペースをベテランの
リディア・シモンに任せ(この人まだ走ってるのは感動。そして美しい!)、
中盤は赤羽とのマッチを挑む。そして問題の後半でピッチを上げる。教科書どおり。
こんな見本のような走りができる選手になったのだ。人間、日々進化するもんだ。
なんか、それ見てて、特に40キロ以降は涙が出てきた。て涙の大バーゲンだな。
ゴールテープを切った後、42キロを走った後とは思えぬほどの跳躍力で飛び跳ね、
はしゃぐ渋井。そして久しぶりの「渋井節」。やはり渋井には涙より笑顔がよく似合う。
前々から好きなタイプだと思っていたが、益々好きになった(節操ないんか)
29歳にしての華麗なる復活。得意のベルリンでまたどのような進化を見せるか。注目。
同じく29歳で二位に入ったママさんランナー・赤羽は、なんと初マラソンだったとか。
自分の30前とか思い出すと、結構「俺オワタ」みたく、やさぐれてた感じだったがね。
実はいつでも何でも始められるのだ、という勇気を与えてもらった気がする。
いっちょう私も今日からジョギングして、ホノルルの桧舞台でも目指してみるかね。
いやむしろ。変装でもして国技館入ったほうが早いかもしれない。
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<本日の言葉>
every little thing あなたがずっと追いかけた夢を一緒に見たい
 every precious thing 奇跡のゴール信じて今大地を踏み出した」

              Every Little Thing

               うそです LINDBERGevery little thing every precious thing』より


言わずと知れた、「藤川球児のテーマ」である。
大好きな歌なんだが、聴くたびに「ああ、負けたんだなあ」としんみりしてしまう。
いやいや。今年こそ。切り替えて行かねば。


「スタジアムに響き渡る歓声を吸い込んであなたはゆっくり立ちあがる」