『夢をかなえるゾウ』。

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

「こんな本、けっ」と思いながら読み始め、最後には涙を流していた。
なんやねんな、俺。ま、とりあえずは靴磨きからはじめましょか。
面白いもので、自分の靴を磨きだすと(あまり磨いたことなかった)、
周りの人の靴がよく見えるようになってきた。意外な人の靴がピカピカだったり。
それはある意味感動だった。こういう視点の変化ちうのもひとつの具体的効果だろう。
ヨメは南米でのサバイバル術として「靴の汚い人は信頼できない」という基準を
設定してたというが、それも言い得て妙なのかも。今まで信頼は底辺だったかも?(笑)
同名の某ドラマについては、全部見たわけでないが、ちょくちょく垣間見ていた。
しかし、原作読む前にドラマを先に見るもんやない。ステレオタイプが構築されちまい。
ゾウが古田新太以外の何者でもなくなってしまった。まそれもそれでいいんだけど。
竜馬がゆく』の竜馬が玉木君以外の何者でもなくなってしまったのと同様。
しかし水川あさみ様は最高である。と毎度の如く話は突然ヨレるが。
「ヒサ様」の頃から着目してはいたが、最近めっきり魅力を増してきた。ん。もう、ファン。
ちなみに、水川あさみ様とともに、「太王四神記の妹の方」、「『篤姫』の『おりょう』の人」、
彼女らが現在のムにとっての、それこそ「四天王」である。て聞いてないってな(笑)
・・・
三人しかおらんやんけ、という突っ込みももっとも。「南斗最後の将」ばりの謎、ということで。
最後の一人は果たして何者か。まだ見ぬ仲間を捜し求め、ムと三人一行、天竺への旅は続く。
ておいおい、どこ行くねんな。
しかし、三人中二人は、名前すらわからないとは情けない話。「おじいさん化」対策をとらねば。
なんせ、若い人が皆同じに見える。宮崎あおい蒼井優の違いもわからない現状である。
あおいそら、ならよくわかるのだが(漢字にするとリンクが出て嫌)。て嘘、全然知りませんよ。
ま、それはともかく、強引に話を戻すと、
「流行ものの流行っている理由を探る」てのも提示された課題のひとつやからな。
こいうの追っかけて行くことも意味のあることかもしれない。早速こっそりDVD借りに行こう。
てそこから離れなさいて。
ま、いろいろ書いてたが、結局「最後の課題を必ず実行に移す」という課題。そこなんだよなあ。
それができりゃ苦労はせんわけだ。しかしま、一気にいろいろなこと変えることは難しいし。
小さなことからこつこつと、と師匠(誰)も言っていた。
しかし、「靴を磨く」の次の「食事は腹八分目に」。これが早くも大きな大きな壁だったりする。
夢への道はつらく厳しいものよのお、とラーメン定食に生ビールを注文する男ムーラン四十前。
*****
<本日の言葉>
「夜なのに僕が見るのはあおいそら」


・・・ じゃなかった。間違いです。
ほんとはこっち。


「ええか? 自分が本当に成功したかったら、その一番の近道は、
 人の成功を助けること、つまり…愛やん?」
                       『夢をかなえるゾウ』より


なるほどそれが昨今の「愛の兜」に繋がってゆくわけですな。


最初の馬鹿馬鹿しいの書いたとき、ほんまにほんまに失礼ながら、
亡くなった先輩を何故か思い出して、少ししんみりした。
おもしろうて、やがてかなしき、やな。