布団部/今年の漢字。

時あたかも元禄十五年。
雪散る師走十四日早暁。
臥薪嘗胆、機は熟せり。
目指すは、仇の首一つ。
仁王立てるは鬼大石。
鳴らす太鼓は山鹿流。
×××
その頃邸内では…
あいや、布団はぬくいのう…
布団はよいのう…
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こほん、失礼。平成二十年の本日休日。部活動にいそしんでしまった。
部員よ、討ち入り日のこの早暁。活動したか?
部長は間違いなく、めった斬られていたであろうよ。
ところで話は変わるが(忍法変わり身)、
今年の漢字はそれこそ、「変」であるそうな。
時代の変化、経済システム・雇用システムの変化、首相の変化、
そしてObamaのchange、などなどを表しているのであろう。
そして、世相が良いほうへ変化していって欲しいという願いも
こめられているとか。なるほど、頷ける気はするが。
歴史用語で「変」というと、「本能寺の変」「桜田門外の変」が
有名だが、定義上は「時の政治権力が反抗勢力に敗れたり、権力者が
他の勢力に取って代わられる状態」のことを指すらしい。師走も半ばだが、
今後国内外でどえらいことが起こる可能性もないとは言えない。示唆的だ。
おお、冒頭の「討ち入り」も「変」といえば「変」なのだろう。
どない繋ぐねん、と思っていたら偶然にも繋がったぞ。やったー(幸せ者)
漢字源的には、旧字体の「變」はもともと、
「乱れた糸を解こうとしても解けない状態+動詞化記号」を表すとか。
関係ないが、筆者は、もつれたネックレスを解くのが結構好きで、得意である。
「もつれたネックレス解き屋」としてベンチャーを立ち上げてもよいと思っている。
名づけて
「ほら、貸してごらんよ。ちょっと待ってね。ううんっと、よし。
 じゃこっち来て、つけたげるよ、ちょっと髪上げてねサービス」である。(長いよ)
いや、なかなかよい商売じゃなあ。むひょひょ(妄想変態)
あーー。そいや、昔「変って恋に似ていませんか?」とかいう赤文(赤面する文章)を
つらつら書いた気がするが。あー、かゆくなってきた、と言っても後悔先に立たず。
もひとつ思い出したのは、昔正月にヨメ実家に行った時、ヨメ母に、
「あなたに必要なのは変化や。今年のテーマは変化にしなさい」
て言われたことだ。と、思い出は連なり。あれから何か変わったんだろか、俺。
と、「変」話は尽きないが。
個人的には、今年の漢字一字は「端」であったような気がする。
相変わらずの異端末端、がけっぷちな人生ではあるが。
生活環境もかわったり、おぼろげながら人生の目標がわかってきたりと、端緒と
言ってもいい年だった。じゃあ端的にどうするのかはわからん、てのも弱いが。
漢字源的には、「端」は布の端がそろって垂れたさま、そこから右と左がそろって
きっちり立ってることをあらわすとか。自分の思考とか行動とか。
あるいは職場や家庭でとか、残り少ないが、それをテーマに今年を終えたい。
短期目標だと気が楽だ。そして短期間で「端正なマスク」を目指すとする。
さあ、マスクにアイロンでもかけようか(違)
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本日の言葉:
「変しい変しい貴女、是非僕の変人になって下さい」 古典ネタ