ワールドシリーズ1・2戦雑感。

オタク、と笑うなかれ。
いや、英語と米国文化の勉強ですよ、てことにしとく。
なんか、このマイナーカードに、テレビ中継すらない、という噂をきき、
「何のために衛星入ってるおもてる!受信料はらわんぞ!」と憤っていたのだが。
どうにか、やってもらえるようで安心。衛星万歳!国営放送万歳!(掌返し過ぎ)
大リーグ=力と力、直球勝負!頭より体を使え!というのが世間の一般の見方だろうし、
例年のシリーズもそうなのだろうが。ところがどっこい、今年は一味違う。
エンドランあり、絶妙な投球術あり、極端な守備シフトあり、果てはスクイズありで。
なかなかどうして、非常に知的に面白い。特に1戦目のフィリーズといい、
2戦目のレイズといい。ゴロゴーが徹底されており、基本に忠実だな、と感嘆。
(注:ゴロゴー=3塁走者は、とにかく打者がゴロ打ったらスタートきれという定石)
特に2戦目のレイズは、内野ゴロ内野ゴロ、での真綿で首を絞めるような攻めが奏功。
いいわー、この、一点をめぐる緊張感。一球で流れが変わる。一瞬も目が離せぬ。
これぞ、野球である。どこぞの島国の「え、あれが入るの?」ちう箱庭遊びとは違。
てまた減らず口を… ああいや、井端のあれとかは、ほんまプロ級やったけどな。
てまた話がよれてしまうので、強引に戻すと。
とにかくこれで、どっちかのスウィープ(四連勝)ちうことはなくなった。
ハメルズ(超イケメソなエース)で絶対とらねばならぬ初戦をとったフィリーズ
レイズとしては併殺を繰り返したアプトンが大ブレーキとなったのが敗因。
しかし二戦目ではアプトンは、すかさず流し打ちに切り替え復活。勝利に貢献。
こういう、シリーズを線として観る視点も非常に面白い。
しかしハメルズ以外での先発陣でフィリーズは見劣りするので、やはり三戦目だな。
モイヤーさん(45歳の左腕)の技術がどこまで通用するか、で流れが決まりそうだ。
あと、一塁ハワードは、ほんま穴なので(お前が言うな)それがどうなるか。
「世界で最も手厳しいファン」の待つフィラデルフィアでまたどう雰囲気がかわるか。
見逃せない。が、明日は見られへんの。雨天中止にならへんかな、あっち。
ま、7戦までじっくり楽しませて欲しい。そして楽しませてくれそうである。
ところで、
先日阪神楽天、という図式はお伝えしたところだが、都市の雰囲気としては、
両都市は日本のどこをイメージすればいいのか、とちと考えた。
両都市に実際行ったわけでないので、想像に過ぎないが。私の考えは。
フィラデルフィアは、米国建国史の中心だし、米国人の心の故郷とも言える街。
うーん。やっぱ京都なんだろうか。ちょっとぴんとこないが。もっと工業的?
タンパベイの本拠地、セントピーターズバークは、その南国的な土地柄。
そしてヤンキースのキャンプ地。やはり宮崎しかないでしょう(笑)
でも、人口規模的にはもっと大きいのか。むむ。難しいな。
とりあえず、京都―宮崎の線でどうだろうか。
両都市に行ったことある人には、また、ご意見をお聞かせ頂きたいところだが。
ちなみに、両都市の姉妹都市を調べると、フィラデルフィアは神戸(!)
セントピーターズバークは、香川県の高松であるとか。
ほうほう。両都市とも私に浅からぬ縁のある街だが。親近感が増すね。
神戸―高松、ジャンボフェリー・シリーズと呼んでもよさそうだ(分かる人いるのか)
ま、要するにあれだ。玄人受けする(=素人におすすめできない)組み合わせ、
ということでまとめられそうではあるが(笑)