大文字山。

Moulin2007-09-17

京都は大文字山に登ってきた。
5年ばかしこの山を見ながら過ごした時期もあったのだが。
下から見上げるばかりで(しかし火が入ったところは一度も見たことない)
登ったことはなかった。京都中から「大」が見えるということは、
「大」からは京都中が見えるということだ。そんな当たり前のことに感動。
右写真は「大」の一番てっぺんからの眺望。左隅にあるテーブルを
ひっくり返したみたいのは、火をつけるための台だそうだ。
京都の町も様変わりし、ビルが増え、「大」が見えない場所も増えたという。
ただ、そんなことには関係なく、「大」は上から町を見下ろし続ける。
「大」の上から、まだ見ぬ送り火に思いを馳せた。
また、「犬文字山事件」を思い出しほくそ笑んだ。その罰でもあたったか。
思い出すなら「白い大文字」でとどめておけばよかった。
機嫌よく下山し始めるも、その後滝のように雨が降ってきて。
パンツまでずぶ濡れに。最初は濡れるのを厭って足掻いていたが、そのうち
ヤケクソになってきた。この姿勢は人生でもそうで、いかん。
下山後、大学構内に潜入し、生着替え。
昔ぼーっと日向ぼっこしていた付近で、10年後にパン替えする羽目になるたあ。
想像だにせなんだ。しかし相変わらず大学構内に入ると血圧が上がっていかん。