フラガール。

この日曜日は、父の日。一日でホーム&アウェイ戦を戦った。
夜はヨメにとってのアウェイである我が実家。
夕食の後、父、母、妹、義弟(イケメソ)、ヨメとムの6人で、
フラガール」という映画を観た。あ、便宜上DVDのリンクを
貼っているが、実際見たのはBS放送で、である。
なんやろ、またもやうまく説明できへんけど。
重い中にも心温まる映画。しかし心温まる、で済ませていいのか、
と考えさせられる映画でもあった。仕事とは何か。人生とは。
いちばん大切なものとは。男と女のそれぞれの生き方。そして時代。
また、素人集団が猛特訓により栄冠を掴む、或いは、因習的集団に
入った異分子が集団そのものを変えていくというベタな物語構造。
キャプテンやキャンディキャンディで泣く私が泣かないはずがない。
いや、まともかく。感動編であることは間違いないな。
ひとりかヨメと二人見てたら、必ずや落涙していただろうが。で、や。
オカンよ。
どうしてあなたは一番の感動場面でらっきょうの話とか洗濯物の話とかを
ヨメにしかけるのか。まあなあ、「感動が照れくさくて場に耐えられない」
のかな。それもわからんではないが。それにしても、らっきょうはない。
ヨメもヨメで、アウェイということで難しい戦いだったかもしれないが。
「オカンと映画観るとき、オカンと目をあわせてはいけない」
これは実家の鉄則である。事前に説明しておくんだった。
父、妹は言うを待たず、義弟まで完全にシカトだったのは笑った。
うむ。見事なスルーパス。アウェイをアウェイともせぬ見事な戦いぶり。
会社員にしとくのはもったいない。今すぐ日の丸背負ってピッチに立て、と。
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「時代が勝手にかわったんだ、時代がかわったからって、なして
 オラたちがかわらなきゃなんね」
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不正確かもしれないが、このニュアンスの台詞はずしりときた。
その意味で、どんな状況でもらっきょうを優先するオカンは
やはりこれ最強なのかもしれない。
作中のおっかあも強かったが、ベクトルは違えど、同等に。