R35。

R35 Sweet J-Ballads

R35 Sweet J-Ballads

購入した。
PG12でオヨヨ、R15であらまあ、R18ではえええ、てな感じで。
この分では、R35ともなると、どれほどものごっついのかと期待しつつ。
・・・・・
嘘である。我ながらベタ過ぎて反省することしきり。
1990年代前半を彩った、我々にとり青春の歌ともおぼしき歌曲を
凝縮したこのCD。「もう一度、妻を口説こう」というコピーには
余計なお世話感が漂うが、なんとなく惹かれてしまった。
ベタといえばそれこそベタベタなラインナップであり、
超イントロドン!(懐)で出題されてもわかるものばかり。
そう、なにせ不肖ム35歳。R35とは言いも言ったり。買いも買ったり。
しかしまあ、これ聴いてると、あんな失敗やこんな愚行が脳内から
流れてきてあーーーーーーーーーーーーー という感じになる。
なんだろ、うまく言えんけど。決して嫌な感覚ではないのだが、
「あの頃は若かったな」と笑って振り返るほどの達観もできない。
この辺が、35という年齢の中途半端なところか。いや私の不徳の致すところか。
いきおい、CD流しつつ、床をはいずりまわって責め苦に耐える、ということになる。
ならCDを止めればいいとこなのだが。これもマゾ気というものか。
・・・・・
もしも青春時代に戻れるなら、あなたは戻りたいと思うだろうか。
・・・・ 私は、絶対に絶対に、NOである。
いやもう、恥ずかしすぎるやろ。その恥ずかしさを知って戻るならばそれこそ拷問だし、
知らんと戻るならば、あそうか、自分が戻ったこともわからんので意味ないのか。
時間は不可逆である。失われた時は戻らない。
このCDに入っている、「夏の日の1993」という歌が去年リバイバルされて、
「夏の日の2006」となって売り出されたのを聴いたが、、、到底無理があるな。
夏の日の君はケンシロウかいうくらい太いまゆげで、ハイレグの水着を着てなければ。
だからこそドラマティックにセイエイエイラブできるんだし、普通の女と思っていたけど
人違い?そうじゃない、いきなり恋することができるんだ。(何言ってんの)
失われた時は戻らない。
が、それでいいんではないかな。最近特に思う。
映像とか見てても、80〜90年代のファッションが一番うわ、て感じよな。
もっと昔の60年代とかの方が垢抜けて見えるのは、なんでだろう。
そこにある理由は流行の輪廻か。はたまた近親憎悪か。
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<本日の言葉>、ひさびさに。
「若さなんてどうだっていいんです。それよりも生きて、今こうしてある
 時間の証明こそが、人間にとって一番大切なんじゃないですか!」
                       霧山修一郎(あ)