受け流す力。

まあ、この話題に触れないわけにもいくまい。
藤原紀香さんの挙式」ね。
あのなあ、朝日新聞よ。せめて大阪版くらいこの見出しはやめたれや。
まあ、それもしゃあないか。そんなん気にしてたら、最初から無理やわな。
仕事でナマでは観れなかったのだが(そのナマもナマではなかったんだと
何のこっちゃ)、翌日の昼番組でいやというほど観た。
紀香は正直どうでもよかった。やはり新郎が気になった。
「格差婚」「空母にゼロ戦でむかうようなもんやからスクリューを狙え」
言われたい放題の男。その男がどういう表情をして式に臨むのか。
ぱっと見た瞬間、なんとも言えぬ表情やなあ、と思った。
なんやろ、すべての憑き物が取れたというか、悟りきったというか。
表現は難しいが、透明な光を放っている、とでもいうか。
その雰囲気にすっかりやられた。最後の彼の挨拶のところで不覚にも落涙。
しかし何でこうも心をゆさぶられるのかよくわからんが、うーん、まいいか。
そしてもう一人、空母にゼロ戦でむかう男がいた。
その名はムーディ勝山。いやもう最高やろ。日テレはうまく編集していたらしいが、
実際には、普通の式のように、新婦側の余興の直後。即ちヒロミゴーのあれの、
直後に出て行ったらしい。で、あれやもんなあ。参った、としかいいようがない。
まさに「非暴力不服従」ての? それぞ人間の真の強さなのかもしれない。
禅の教えでは、「不可知の無こそ究極の実在」、であるらしいが、そんなんとも
通じるものがある、と言っても過言ではないだろう(いや過言やろ)
新郎には、またとないメッセージなのかもしれない。
そして、我々にとっても、また。
ごちゃごちゃ書いてなんやらようわからなくなったが。
とりあえず。結論としては。
「おおそうか」これ最強。 それ以上でも以下でもない。
・・・・・
・・・・・
右から右から何かが来てる
僕はそれを左へ受け流す
いきなりやって来た 右からやって来た
ふいにやって来た 右からやって来た
僕はそれを左へ受け流す
右から左へ 受け流す
左から右へは 受け流さない
・・・・・
もしもあなたにも
右からいきなりやって来ることがあれば
この歌を思い出して
そして左へ受け流して欲しい