真田太平記(一)。
- 作者: 池波正太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1987/09/30
- メディア: 文庫
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戦国最後の名将、悲運の将、真田幸村。昔からなんとも魅力を感じていた。
で、彼のことをもっと知りたい、彼にもっと近づきたい、と何年か前に買った本。
全12巻の長編なのだが、一巻しか買っていなかったことに自らの「弱気」を感じる。
前に読み始めたときは、おいまだ織田信長がおるやんけ、この分では、大坂の陣まで
どれくらいあんねん、と、やる気をなくし、挫折。そのまま放置に至った。
が、今回再び手に取る。思い直した。幸村様を築いた様々なもの、時代、親兄弟、環境、
そういうものを学んで楽しもう、と。で、図らずも一巻にして幸村様が登場した時、
キター(絵文字省略)、と感動。それからはもう、一気に引きずり込まれた。
速く続きが読みたい。しかし次に書店に行けるのはいつの日か。あまぞんかなあ。。。
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もしこのとき、勝頼が岩櫃城に逃げていたら、どうなっていたろう。
織田信長は上州まで兵を進めはしなかったとおもう。
すると、甲州を攻略した信長は安土へ帰り、数ヵ月後に、明智光秀の謀反によって、
京都・本能寺で死ぬ宿命をもっている。
となれば、真田家と共に生き残った武田勝頼は、以後の戦国末期に、
どのような役割を演じたことか・・・。
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池波正太郎をまともに読むのは初めてだが、この手の「ナレーション」が多いのが
最初は気になった。言い訳になるが、前に挫折したのはここにも原因がある。
吉川英治とかでは、あまりないことなので、それに慣れている
者からすれば違和感があった。まあ、これもひとつのスタイルなのかな、と
今は許容できる。うん、許す。(お前は何様)
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そういや、ハリー・ポッターもハリー・ポッターが出て来る前に
挫折しているな、と思い出し。ム、我慢を身につけねば、な。