禁断の90s

先日,何気なく立ち寄ったCD屋で,洋楽90sのオムニバスアルバムを買った。
80sは掃いて捨てるほど持っているムであるが,90sに手を出すのは始めてである。
決して実際,80年代の方が90年代よりも音楽に親しんでいた,というわけではない。
そして,この両者間の音楽性の優劣のためというわけでも決してない。不思議である。
理由はなんだろう。考えてみた。両者とも「懐かしい」という点では変わらんのだが,
80sを聴いて懐かしむ時の心の声は「わあぁ」「おぉ」・・懐かしい,てとこなのだが。
90sに対するそれは,懐かしいけど・・「うぇぇ」「ぎょぇぇ」・・,て感じなのだ。
どいうんだろ。懐かしさと恥かしさは表裏一体で。恥かしさが時を経て熟成され,
懐かしさへと昇華して行くものなのだろう。90sはムにとってまだその過程にある,
ということだろうか。個人としての思い出も,それに似て。90sをBGMにさまざま,
「うぇぇ」「ぎょぇぇ」なことがフラッシュバックする。決して嫌な思い出という
訳ではないのだけれど。本当にこっぱずかしいというかなんというか,どうしょうもない思い。
ムよりひと世代上の人々は,70sと80sに同様の思いを抱いていらっさるかもしれない。
00s(てゆうのか)も半ばに到り,ムもようやく90sを聴く余裕が出来てきたということか。
00sというのが将来できたとすれば,どんな思いでムは聴くことだろうか。
てゆうか今の音楽全然聴いてないぞ。最近。(オヤジ)