カイロプラクティック初体験。

ランニングであるが、最近腰にきていて、休み休みになってしまっている。
よく痛む膝に負担をかけないように、と腰から回すことをテーマにしていたのが
奏功したのか、おかげで膝は痛まなくなったが、どうもやりすぎてしまったか。
いやはや、あちらが引っ込めば、あちらが出てきて。モグラタタキ状態。
腰で思い出したが、自分が高校の時に通っていた塾の先生がよく授業中に、
腰をさすって回しながら「あー腰いた。腰いたいわ」と言いつつ最後に、
にやりと笑って「なんでかな?」とおっしゃっていたのであるが。知らんがな。
「なんでか」は二十余年経った今なお謎のままである。先生元気かしら。
えと。
で、辛抱たまらんくなって。まずは今通っている英語教室の入っているビルに
中国整体?の店があったので思い切って行ってみた。
強烈にツボを押されてほんま、「あべしっ!! うわらば!!」と叫ぶほどの苦痛。
ただ、苦痛の割には、あまり腰痛はおさまらず、失望していた。
次週に英語の先生に、「腰痛で困ってて…、中国整体に行ったけど…」と話したら。
ランナーでもある先生に、「ああ、あんなん実は痛いだけで何もしてない」
と一笑に付された。(個人の感想です↑)
そして、カイロプラクティックをすすめられた。自分も腰痛で苦しんでいたが、
カイロで治った。騙されたと思ってやってみい、と(なぜ大阪弁)。
実はほぼ同時に、ヨメからもカイロを薦められていたのである。ただその時は、
カイロって「ボキッ、バキッ、ゴキッ」とやられるという先入観があって、
怖くて敬遠していたのだ。しかし同時に二人から薦められるからには、行っとかねば。
と、ヨメ行きつけの地元のカイロ診療所を訪れた。
なんとも、不思議な体験であった。「ボキバキ」は一切なく、優しく骨や関節に触れて、
微調整を重ねていく感じだ。力がいるとしても、足持ってるから踏ん張って下さい!程度で。
一回施術をするごとに、どうですか、軽くなった感じがしませんか、と問いかけられる。
たいして同じような気もするが、自分は弱気なので「いやそうは思わん」とは言えず。
「え、ええ…」と生返事を繰り返してゆく。すると不思議なもんで、ほんまに軽くなった気が。
で、今は腰の痛みも消えつつある。ほんまに効果があるのか、催眠療法的なものなのか。
どちらかはわからんけど、とにかく治ればなんでもよい。気をつけつつ、また走りたい。
心なしか、朝の目覚めもすっきり。心まで軽くなった気もする。て騙され過ぎ?(笑)
カイロの先生には、治療もさることながら、いろんなことを教わった。
元気な応対をはじめとする治療院の雰囲気づくりや、インフォームド・コンセントの作法。
患者の声のフィードバック。自分も自分の仕事に応用できないかと、非常に勉強になる。
また、体幹への意識がけおよび、自己調整の方法なども学んだ。実践してゆきたい。
いろいろ先生と話す中、自分が野球オタクスポーツオタクであることも伝えると、
先生は「自分は仕事柄、選手の骨格の歪み、筋肉のつき方、体幹がどれほど使えているか。
頭から丹田にかけての縦のライン。鎖骨と肩の横のライン。そんなんばっかり気になる」
とおっしゃった。「そういう目で見ると、スポーツもまた違った感じがしますよ」と。
またひとつ、オタクの階段を上った思いがする。上り上って何処へ行くムよ。